​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所 -178ページ目

​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

観る映画が、あなたの、わたしの、人生のヒントになる。
ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

  



町酒場のピアノ弾き
シャルリ

ある晩
訪ねてきた兄は
面倒ごとを持ち込む

巻き込まれたウェイトレスのレナは
シャルリの過去を
知っていた女
 
 

「私が
 あなたを
 昔のエドゥアール・サローヤンにするわ」
 
 
 
「ピアニストを撃て」Tirez sur le pianiste
 
ピアニストを撃て〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選5〕 [DVD]
フランソワ・トリュフォー
B0006B9ZS6
★★★☆☆



 
 
シャルリを演じたシャンソン歌手
シャルル・アズナヴール
彼の名前から
赤い彗星の名前が生まれたというのは
有名な話ですよね。
(諸説あるようですが…
 ちなみに、シャルル・アズナヴールの本名は
 シャアヌール・ヴァリナグ・アズナヴーリアンというそうですよ^^)


 
サスペンス調でありながら
そうストーリーには重きを置いてはいない
とてもヌーヴェルバーグらしい作品です
 


そしてやっぱり
誰でも一度は見たことがあるのでしょう


雪山にある一軒家のアジトに
人質を共に現れる追っ手と
打ち合いになる


男を助けようとした女は
撃たれ
なだらかな雪の斜面を滑り落ちる

絶命した女の目を
閉じる男…


このシーンを真似たドラマ
たくさんあったね^^



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 【マニア:mania,maniac】
 普段から自己の得意とする専門分野に没頭する生活習慣を持つ人物。 特定の事柄ばかりに熱狂的な情熱を注ぐ者や、その様子を称して言う。
 マニアの語源はギリシャ語で狂気(madness)のことであり、自身の趣味の対象において、周囲の目をも気にしないようなところもある事から、「~狂(きょう)」と訳され、ほぼ同義のものとされる。






もう、観るのは何度目だろう
「大人は判ってくれない」Les Quatre Cents Coups
 
 
フランソワ・トリュフォーのデビュー作
そして彼自身の自伝的作品として有名ですが、
彼自身が
彼自身の両足で世界に立つためには、
避けて通れない
必要な表現だった
というのがよくわかる作品です。
 
 








 
12歳のドワネル
彼の世界は
 冷たく当たる母親
 父親になりきれない継父
 寝床で聞くのは二人の喧嘩
理解してくれる大人がいない世界は、息苦しく
唯一「好き」と言えるのは映画だけ。
ことごとく、学校や社会の規律からはみ出すドワネル
 

 
両親は、彼の少年鑑別所行きを望み
母親は
「もうあんたを引き取らない」
と言い放ちます


そんな母の顔を見つめるドワネルの表情は
もう誰も頼れない
自分しかいない
怯えることすら忘れたような
大人びた顔。
 
 
有名なラストシーン
鑑別所を逃げ出したドワネルが、走り続けて
海を見つけ、波打ち際まで走り寄り
波に足を浸し、行き場をなくして振り返る
 
 僕を、どうするの?
 
とでも言いたげな顔。
 


初めてこの映画を観たときは
なんで逃げるの? どうせ捕まって叩かれるのに
盗んで持て余したタイプライターを どうして元の場所に戻そうとするの?
捕まえてくださいと言わんばかりに


…と、思って観ていました。
ドワネルの あまりの行き場のなさに
悲痛な面持ちで スクリーンを見つめていた。



昨年秋に更改された「フランシス・ハ」を観た時
この「大人は判ってくれない」で有名な曲
「École Buissonnière」が使われていて

それを聞いた時、アントワーヌ・ドワネルが見ている世界が
すごくよく、わかった気がしました


↑フランシスも、相当にはみ出してる女の子なのですが^^:)



オタクな僕も、ハンパな私も
それで生きてくしかないでしょ!というね。
下手に隠さず
認知されるまでその無軌道っぷり
出せばいいのよ!



この子ども時代を経て
“映画オタク”トリュフォーは
映画監督になるわけですね。

映画に限らず
自伝的作品を残す表現者は多いのですが
少なからず
「過去との決別」といった要素が強い。

 
 過去の自分はこうでした。

 
を作品として晒し、認めてしまって
自分自身を名乗り
世界に立つ。
 
 
“オタク”を名乗りきれない方、
自己価値の低さを自認しつつも
動けないといった方、
一度
「大人は判ってくれない」
観てくださいね。





彼をみて「かわいそう」とかいってるうちは
まだ、ぬるいのよ。




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2014年10月16日から
こちらの記事に触発されて、人体実験しています。


ヒーリングドクター☆かん菜さんのブログ
「水が足りなくてむくむ人」ってどんな人?



水を飲むことと、体温測ること
それから体組成計で体重とか体年齢とか測ってみてる。



始めて10日、の過去記事はこちら
「今朝、驚いて目が覚めた。」ー むくみ解消の人体実験中





約二ヶ月半になりますね。
始めた頃は、調子良く2リットル位飲んでいたのですが
寒くなったら、あんまり水を飲めなくなってしまいました。
あ、外食で出てくる水は結構残さず飲むけど^^
それじゃ全然足りないし…

冷えるし固まるし凝るしむくむし
いいことない(..)

せっかく、前よりもむくみが酷くなくなっていたなと思っていたのに…



で、思い出して
白湯を飲むこと、再チャレンジ。


昔ね、マクロビとかハマった頃に、一度試したのですが
どうにも飲めなかった私(^^;


一度は覚えた「正しい作り方」とかいうのも
すっかり忘れていたので、まぁ、とにかくお湯を湧かしてみました。


んー。
なんか、特別美味しいとかはないなぁ。
だけど、冷たい水よりは身体が冷えないしいいのかな。

とか言いながら2~3度試していたら、チビチビ飲める感じになってきた。


…2リットル飲めていた間に、珈琲とか紅茶とか飲む量が減ったのか
水分を欲しがる身体になっていたのか
何日か試しているうちに、飲めるようになってきました。


ストーブも使ってるし、喉乾くんだよね。
乾いた、と感じる前に飲む。なんとか習慣にして冬を乗り切れそうです♪



あ、体温。
35度台よりも、36度台を見ることの方が多くなってきたよ^^
ちょっと嬉しい♡





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1964年
トリュフォー長編4作目
「柔らかい肌」La Peau douce




バルザックやスタンダールの評論を書く著名人
ピエール・ラシュネー



講演旅行先のリスボンで
美しいスチュワーデス
ニコルと出会う


魅かれ合い
関係を持つ二人

その日から始まる
ピエールのスリリングな二重生活


長年連れ添った妻フランカと
愛娘サビーヌとの毎日

フライトの合間にしか会えない
ニコルとの逢瀬

恋が深みにはまるにつれ
ほころびてく家庭生活…。


柔らかい肌〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選11〕 [DVD]
フランソワ・トリュフォー
B0006B9ZTU

(そう、このマッチから始まるんですよ~^^)


この作品
前作「突然炎のごとく」と対をなしてるのか?
と思わせる対照的な作品ですね。



「突然炎のごとく」では

自由奔放な女を射止め
結婚した夫は
ただ彼女を失いたくないばかりに
親友に
妻と結ばれてくれと頼み込む


が、自分はもちろん別れる氣なし。
女は
夫とその親友と
前からの男との間を行き来し


最後は
夫の親友を道連れに
車ごと湖へ落ちていく

別れる氣のない
夫の目の前で。




「柔らかい肌」では 自由奔放なのは男の方だが

どちらかといえば、男は
自ら選んだ選択に どんどん縛られ
身動きがとれなくなっていく


浮気が妻にバレた
家には安心して眠るベッドがない
自分の事務所に泊まる
新築のアパルトマンを探し
愛人に結婚を迫る
若い彼女は、男が本気だと知り、別れを告げる…


夫の浮気を知った時
妻は初めて
夫に牙を剥く



男と女、で見ると
コントロールしようとするのが男で
自ら壊すのはどちらも 女


「突然炎のごとく」のカトリーヌが
自由奔放な彼女のまま
後に何一つ残さず 死を選び

残された夫のジムが やるせなさを感じつつも
胸を撫で下ろすのとは対照的に



「柔らかい肌」のフランカは
夫であるピエールに牙を向いた後
力尽きたように その場に座り込みます

疲れきったその顔は
生気をなくした顔。

そして
夫はもういない。
(あ、ネタバレしちゃった?^^)







コントロールできないもの。
それは他人(身内含む)。




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10歳の科学者、T・S・スピヴェット
モンタナの田舎、大きな牧場が彼の家



のどかな毎日に見えるけど
家族はみんな、それぞれに傷ついている


それは、弟が死んだから。
T・Sは、自分のせいだと自分を責めている





「天才スピヴェット」L'extravagant voyage du jeune et prodigieux T.S. Spivet




僕があの日
弟と一緒にいたのに

僕が
代わりにいなくなればよかった



父の隣に座るのは
僕じゃなく弟だ

母が
昆虫しか見ていないのも

姉が
判ってもらえない女を演じることに
ハマっているのも…





弟のことを
誰ひとり話さない家族。
外から見れば
なんの問題もなさそうな
のどかな田舎暮らしに見えながら

T・Sは
ずっと居場所のなさを感じ
それを
どうすることもできないでいる





…もう、この家族がスゴい。
見事なまでに、全員バラバラなんですね。
父と母は、それぞれ自分の道まっしぐらだし 姉だってそう。


しかも家は牧場、お隣さんなんかないし
遊び相手はいつも弟だった


学校への行き帰りはバスで
寄り道するわけでもなく
先生にもほとんど理解してもらえない



10歳の子ども
好きな科学に没頭し
大人びるしかねぇじゃねーか。という
この状況。





||| 旅立ち?家出? 冒険! |||



ある日、一本の電話が。
スミソニアンから
ベアード賞受賞の知らせ
彼の発明が
認められた




一度は
受賞スピーチを断ったものの
スミソニアンこそ
僕の居場所と感じた彼は
旅立つ。


自分よりも大きなトランクに
荷物をつめて。





アメリカ西部モンタナから
ワシントン.D.Cまでの大陸横断は
1日3回しか通らない貨物列車を止めて
飛び乗ることから始まった




出がけに持ち出した
母の日記
ぎっしり詰まった
写真と絵と言葉は 母の愛

だけどあの日以来
言葉少なになっていく



ページをめくるのは
自分の道を生きようと踏み出した子ども でもなく
居場所を求める放浪者でもない



ただの
ホームシックの10歳。





||| あなたは 悪くない |||




途中、怪我もし、助けられ
たどり着いたスミソニアン

驚きと共に
歓迎されるスピヴェット
取材攻勢が始まり
そこへこっそり招待されていた母



何食わぬ顔で現れた母は言います
「あなたは悪くない
 誰のせいでもないの」


そして
もちろんカウボーイ姿(?)で現れた
父の背中に乗って帰る




弟が死んだのは
僕のせいじゃない
僕は
愛されていないわけじゃない




そう
子どもの想像力が
先走り過ぎたとも言える
微笑ましく壮大な勘違いw



…大陸横断までしないと
分からなかったんかい!
という感じですが(笑)





だから、面白いんですよね。
一番小さなコミュニティ、家族。

壮大なる家出
壮大なる勘違い。

冒険して
初めて気づくもの。





「天才スピヴェット」公式サイト





(勘違い。違うレールを自分で選んでしまうようなもの?)




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