1964年
トリュフォー長編4作目
「柔らかい肌」La Peau douce
バルザックやスタンダールの評論を書く著名人
ピエール・ラシュネー
講演旅行先のリスボンで
美しいスチュワーデス
ニコルと出会う
魅かれ合い
関係を持つ二人
その日から始まる
ピエールのスリリングな二重生活
長年連れ添った妻フランカと
愛娘サビーヌとの毎日
フライトの合間にしか会えない
ニコルとの逢瀬
恋が深みにはまるにつれ
ほころびてく家庭生活…。
柔らかい肌〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選11〕 [DVD]
フランソワ・トリュフォー

(そう、このマッチから始まるんですよ~^^)
この作品
前作「突然炎のごとく」と対をなしてるのか?
と思わせる対照的な作品ですね。
「突然炎のごとく」では
自由奔放な女を射止め
結婚した夫は
ただ彼女を失いたくないばかりに
親友に
妻と結ばれてくれと頼み込む
が、自分はもちろん別れる氣なし。
女は
夫とその親友と
前からの男との間を行き来し
最後は
夫の親友を道連れに
車ごと湖へ落ちていく
別れる氣のない
夫の目の前で。
「柔らかい肌」では 自由奔放なのは男の方だが
どちらかといえば、男は
自ら選んだ選択に どんどん縛られ
身動きがとれなくなっていく
浮気が妻にバレた
家には安心して眠るベッドがない
自分の事務所に泊まる
新築のアパルトマンを探し
愛人に結婚を迫る
若い彼女は、男が本気だと知り、別れを告げる…
夫の浮気を知った時
妻は初めて
夫に牙を剥く
男と女、で見ると
コントロールしようとするのが男で
自ら壊すのはどちらも 女
「突然炎のごとく」のカトリーヌが
自由奔放な彼女のまま
後に何一つ残さず 死を選び
残された夫のジムが やるせなさを感じつつも
胸を撫で下ろすのとは対照的に
「柔らかい肌」のフランカは
夫であるピエールに牙を向いた後
力尽きたように その場に座り込みます
疲れきったその顔は
生気をなくした顔。
そして
夫はもういない。
(あ、ネタバレしちゃった?^^)

コントロールできないもの。
それは他人(身内含む)。
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