ン十年ぶりで
「となりのトトロ」
を観ました。
初めて観た時も
2回目以降もずっと
不思議な映画だな。という感想を持ち
レビューは書けない。というのが続いていました。
つまり「観ればOK」作品のひとつ。
今回、改めて観て
「不思議」目線で観るのは大人
つまり、あっても別におかしくないことを
“不思議”の一言で、片付けちゃうんだな。
…と気づき
観えるものが変わったw^_^
☆☆☆☆★
冒頭から
まるでハッピーエンドみたいな景色が次から次へと展開される
修繕も必要そうな 古い家
引越しは 探検から始まる
手伝いに来た お隣さん
煤渡りの話
嵐のような風
笑い飛ばす父娘
洗濯
母へのお見舞い
今日からお弁当
どんぐりとトトロ
塚守へご挨拶
お父さんが話す 引越しを決めた訳
聞き分けない子の
物言わぬ主張
お地蔵様に 雨宿りのお願い
穴の開いた傘を置き 走り去る子
バス停へ お父さんのお迎え
傘に落ちる雨雫の音と 喜ぶトトロ
そしてネコバス
別名“宝の山” おばあちゃんの畑
小川で冷やされた きゅうりとトマト
電報と 借りてかける電話
姉妹の喧嘩 泣き出す子
弱る姉を見て 駆け出す妹
消えた妹を探して 近所は大騒ぎ
いくら走っても見つからず
姉は トトロを頼る
ネコバスの行き先は「めい」
おかあさんへの贈りものを
届ける
…誰でも一度は
体験したことがありそうな
ことばかり
(トトロはいないって?
◯◯がいるって、信じてたでしょ?^_^)
初めからハッピーエンド
それはすべてを
内包しているから。
つまり
いつものこと
不思議(と思える)出来事も
目に見えない存在も
すぐとなりの日常に
転がっていて
いつでも会える
いつでも今。
いつでも今が、完結してる。
いつでもハッピーエンド。
私たちの毎日も
いつもハッピーエンドで、ただそこに
不足を観たり
願望を観たり
違う結末を思い描いて
危機感いっぱいになったり
もっと楽しみたい!と
あれこれくっつけたり
してるだけ。
この映画を
ノスタルジーとして受け取れば
どこか他所ごと
子ども時代のリアルと観るなら
不思議も
お弁当のおかずくらいに
いつものこと、になっちゃう^_^
自分を“大人”と呼べる私たちは
こうして映画から
受け取れるのよね
“懐かしい”おかずか
今食べたいおかずか、をね^_^
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果たして、この映画は
どなたにオススメすることになるかしら?
ギフトSCREENING セッション
【スケジュール】
各日11時〜20時
2月
11(火・祝)、15(土)、16(日)、23(日)、24(月・祝)、29(土)
★★★★☆
SCREEN(私設)研究所
高橋 早苗
♬プロフィール
映画音楽好きな母と、TVで観たヒッチコックをきっかけに、映画の面白さに目覚める。新作よりも古い映画に興味を持ち、観た映画は1,121本。
現在は、潜在数秘術をベースに、選ぶ映画と心の関係を詠み解いている。
↓アメブロprofileはこちら
「観る」ことは「決める」こと。 わたしのSCREENを選ぶこと。
https://profile.ameba.jp/ameba/parallel13
記事整理も兼ねて
Filmarks 更新中。231本目♪
https://filmarks.com/users/screen222sa

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