無垢が救う歌声 ー 「DIVA」 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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観る映画が、あなたの、わたしの、人生のヒントになる。
ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

200510月投稿のリライトです)






ただ、ただ見るだけでOKな作品は

いくつかあって。

先日の「ベルリン・天使の詩」もそうね。


これもその一つです。

ウラジミール・コスマ(リサイタルシーンで指揮者として登場してる♪)のサントラ含めて夢中になりました^_^




☆☆☆☆★




郵便配達のバイクに投げ入れられた

1本のテープと


“ディーバ”シンシア・ホーキンスに心酔し

リサイタルで 彼女の歌声をこっそり録音したテープ





「レコードを出さない」彼女の声を狙う組織と

証拠を消したい“カリブの海”

そしてそれを追う警察





ジャン=ジャック・ベネックスの処女作は

1981年作だけど

今観てもドキドキするのはすごいな~





でもって、ここでの一番は

複雑に絡み合ってしまったパズルを解いてく彼、

“バター塗りの禅の美学”ゴロディッシュでしょう。

・・・つまり主役の彼は

パズルにすら気づいてない?




・・・前半は気づいてないだろ。

無垢のなせる技?

まるで“電車男”みたいな

無垢というか純真というか

つまり、周り気にしてない感^_^






憧れの歌声を「盗む」無垢なマニア


「波を止めること」を夢見て

膨大な数のジグゾーパズルに耽る男


イヤホンを耳から離さない殺し屋



映画好きなら、どこかで観たことあるような

キャラ、出で立ち、セリフや立ち回り、シーンがてんこ盛りです

それを知っていても、色褪せず惹きこまれドキドキするのが

この作品のすごいトコ^_^




★★★★☆




ジュールの

その真っ直ぐな気持ちは

シンシアに

「聴いたことがない」自分の声を聴かせる。






いつもは

聴いてくれる人がいる前でだけ

歌ってきた彼女


衣裳もつけず、人のいない舞台に立った歌姫に

自らの歌声はどう響いたのだろう。




・・・エンドロールが終わっても

真っ黒なスクリーンの前で響いてたディーバの声。


この声の前でも、ジュールは涙した?




☆☆☆☆★




この作品で

「ラ・ワリー」と

promenade sentimental」にハマりました


↓サントラはこちら








ジャン=ジャック・ベネックスの数字は

11-3-7

の、LL7



11のふわっと感も

こんな風に作品として結実するのだなぁ。

意外と、LL7が効いてるのかもー^_^



それも、数の仕合わせ。




★★★☆☆




《かずの葉の庭》主宰

Φ|高橋 早苗プロフィール

https://profile.ameba.jp/ameba/parallel13




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