知るべきすべては音楽にある ー 「ビル・エヴァンス タイム・リメンバード」 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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観る映画が、あなたの、わたしの、人生のヒントになる。
ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

ジャズを知り始めた時に聴いて

それ以来大好きな「Waltz for Debby

今思えば、ちょうど平成の始まった頃によく聴いていた。


ウンチクなんかとても語れないけれど

ただ大人に憧れる子どもみたいに

ピアノとベース、ドラムの音に聴き惚れてたの^_^




☆☆☆☆★




圧倒的な影響と人気を誇るジャズ・ピアニスト ビル・エヴァンス。

その出自、キャリアのスタートから人間模様、死の間際までを8年に渡り追った、貴重な証言・映像・写真の記録!

その美しい音楽の源は?

その裏の悲劇に満ちた人生の真実とは?

(公式サイトより)

http://evans.movie.onlyhearts.co.jp/





★★★★☆




つくる人、生み出す人は総じて繊細

その繊細さがあってこその、作品だったりもするから

観てるこっちもさ、不用意に

もうちっと何とかさぁ。とか

強くなれよ!みたいなことは言えない。




ただ、彼の生んだ音と

ピアノに向かう姿が

もう、なんつーかつまりそれ

「至福」ってヤツなのかな。という

佇まいで

ただ只ずっと、聴いていたくなる♪






ピアノを離れたところで

思うにまかせないことが沢山あって

当時を語る人たちの

話は深刻だったりするんだけど

それでも、ね。


音にやられるわ〜

ハイ降参m(_ _)m




84分、最後まで彼のピアノをたっぷりと堪能いたしました。





エンドロールは

ごちそうさま。って箸でも置いたように

どの旋律も和音も何もなく

文字だけ。


劇中に流れた曲と

登場した人と

スコアと

ライブと




まるっきり無音のエンドロールも

初めてかも。

聴いてくれ!という強い意思も感じる。


(写真はイメージです)




惚れたらすぐ曲を作っちゃうあたりが

器用なんだか不器用なんだかw





映画の冒頭で語られる通り

「知るべきすべては すべて音楽にある」んだね。




彼の破壊志向を指して

「時間をかけた自殺」と称した言葉があったけど




彼の数字は

9-7-4

LL2、7

目の前の誰かを相手にするのは、下手くそだったのかな。

「兄がいなかったらどんな人間になっていたか」の言葉に、幼い頃から感じていたのだろうか?己の終末感。


身体に対して、一切のケアをしなかったというのがとても“らしく”

「音楽と心中」と言われた方が、しっくりくるような気がするのは気のせいかしら。






それも、数の仕合わせ。




★★★☆☆



《かずの葉の庭》主宰

|★|高橋 早苗Facebook










サントラはこちら♪もち聴いてる^_^




…とことん情けない男というのはいるもので。ここにも一人^_^


☆過去記事

映画という名のトリビュート ー「ブルーに生まれついて」

https://ameblo.jp/parallel13/entry-12243480887.html