旅は道連れ。居場所の話。 ー「グリーンブック」 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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観る映画が、あなたの、わたしの、人生のヒントになる。
ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

グリーンブック:

1936年から1966年までヴィクター・H・グリーンにより毎年出版された黒人が利用可能な施設を記した旅行ガイドブック。ジム・クロウ法の適用が郡や州によって異なる南部で特に重宝された。




※画像は公式サイトからお借りしましたm(_ _)m




1962年 NY

無学でガサツ

ナイトクラブの用心棒トニーは

店が改装する為に無職になる


代わりに世話された仕事は

運転手


雇い主は

カーネギーホールの上に住むピアニスト




まるで未開の地を行くような

ディープサウス(アメリカ中西部)を廻る8週間のツアー




住む世界の違う二人は

互いを知り 自分を知っていく




☆☆☆☆★



62年といったら

あのカーネギーホールの上には

青いカメラ小僧も住んでいたのだろうか?^_^

(ビル・カニンガムですよ)





これも、音楽にやられる。

旅モノには音楽がつきものね^_^




トニーの「ケンタッキー!フライドチキン食うぜ!」のノリと

その食べっぷりを観ながら

…上映期間中だけでも、コンセッションにKFC(バケツ!笑)とPIZZA、それからカティサーク置いてくれ。と思ったわw

飲んだらすぐ落ちるね。映画どころじゃないww


ドン、毎晩一本て!どんだけやねん。





背景には

根深い人種差別の歴史があるけれど

この作品は、それを声高に叫ぶでなく

人種、というより

一人の人、ヒトとヒトの間を描いてる

そこが今どきだな。と感じる。





分かってほしいこと

分かりたくないこと

そして

知られたくないこと

知りたいこと





二人の男は

いがみ合い、ぶつかり合い

認め合い、協力し合いながら

お互いを知っていく




自宅へ帰ってきたドンの

“玉座”にも座らず まるで

初めての場所に来たような

所在なさげな顔ったらない(*´艸`*)




旅を終え 大切なものを得た人の顔だ

だから一族勢揃いで盛り上がるトニーの家に 一人現れるのよね




ねぇ奥さん。

あんな手紙嬉しいよね!

バレバレでも(*´艸`*)




★★★★☆




殆どの映画はね

居場所の話なのよ




居場所を

見つけてく

作ってく

守ってくための戦いになる時もあるね





ドンが何故、あえて

さらに虐げられそうな土地へのツアーを敢行したのかは

道中の、彼自身のあるセリフに

ギュッとつまってる





だからさ。

どっちがどっちを助けたとか

救世主的とか

そんな見方はもういらないのよ

(ま、批判したい気持ちは分かるが)




だってお互い。なんだもん

旅は道連れ。






それも、数の仕合わせ。





★★★☆☆

3/28は潜在数秘術の日♪

オープンセッション

https://ameblo.jp/sna-jp/entry-12435177055.html



オープン・セッション・ナイト

https://ameblo.jp/sna-jp/entry-12435470659.html





《かずの葉の庭》主宰

|★|高橋 早苗Facebook






高橋 早苗プロフィール

https://profile.ameba.jp/ameba/parallel13






ドクター・シャーリー

彼の、どこか異次元的な

居場所のなさって

↓これに登場するドンみたい^_^


いつも君は白い紙を持っているー「イリュージョン」リチャード・バック

https://ameblo.jp/parallel13/entry-10409176323.html





↓凸凹コンビが車で旅するといったらこれね

たった一人の兄弟、たったひとつの物語 ー「レインマン」

https://ameblo.jp/parallel13/entry-10409175989.html