父娘の幽霊ごっこ ー 「インターステラー Interstellar」 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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観る映画が、あなたの、わたしの、人生のヒントになる。
ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

「インターステラー Interstellarを観ています

こんなイベントに参加するので^_^

https://www.facebook.com/events/2001568056529202/




改めて観ると また色々と感じるところが違うなぁ

・・・だから好きなんですけどね~

ロードショーの時は2回観た。一度観て

これ一度で分かれって 無理よ!と感じてw




土星の側を航行する エンデュアランス号と、土星の影

漆黒の闇の真っ黒さ具合に、グッときた^_^

ってのもあるw


そのエンデュアランス号を駆る パイロット・クーパーは

旅立つ時 娘マーフにこう言いますね


「親は 子どもの未来を見守る幽霊だ」




妻が 先立つ前に言った言葉

「親は 子どもの記憶の中で生きる」

その時は 意味がわからなかった

けど今 わかったと そう告げて 言うのです


「親は 子どもの未来を見守る幽霊だ」


離れていても おまえのことを思っているよと。




続けてこうも言います

「今はまだ 幽霊にはなりたくない 存在していたい」

父の素直な気持ちね^_^




その後 分かれた後の二人を観ていくと 分かるのですが

・・・クーパー君、まんま言った通りのこと、してるやん!

嬉しいツッコミを入れながら 観ていましたよ

本当に ヒトって

言った通りのこと してるのよね~


重力に導かれ 選ばれた

父娘の 時空を超えた“幽霊ごっこ”映画か!^_^




砂漠化し 息もたえだえな地球

土星の側に出現した ワームホール

そこをくぐり抜け 別銀河で探す 希望の星

最後の望みをかけて 突っ走る事象の地平線

時間さえ物理的次元である “彼ら”が作った四次元立方体


科学好きでもなければ なかなかハードルの高い話に

ついていけなかった方も 多いと思うけど

父娘の話として 感じ入った方は多いはず




「親は 子どもの記憶の中で生きる」って

誰しも 頷くところだと思いますが


親が生きててもね?

いつも互いに 幽霊ごっこしてて

お互いの 記憶の中で生きてる

目の前の 親を(子を)見もしないで

・・・と捉えると なんか笑えちゃいます(´∀`*)





はるかかなた 別宇宙まで飛んでも

同じことしてるのね 親子は(´∀`*)


さて、時間の伸び縮みを

今しばらく 愉しみましょう♪



SF映画って 小難しそうでいて

ものすごくシンプルなことを教えてくれる

だから好きなんです



二つ目の星も移住はできない ー 空振りに終わり それどころか

裏切りに合い クルーを失い

奪われたレインジャーは 母船に無理やりドッキングしようとして

エンデュアランス号も損傷する




星の軌道を外れ 氷の星へ落ちていくエンデュアランス号に

奇跡のドッキングを果たし 大気圏外まで移動するが

もう燃料も残りわずか




クーパーは ガルガンチュアを利用して

エドマンズの星へ行こうと提案する

“運動の第3法則”を 自分の言葉で口にする


「前に進むためには

後ろに 何かを置いていかなければならない」




☆☆☆☆★

…彼は 言った通りに

TARSと、自分を 後に置いていくのですね


アメリアに、すべてを託す。

マーフに告げた通り “幽霊”になることを

心のどこかで 覚悟していたのかもしれません

(だから TARSに「またな!」とね^_^)




【運動の第3法則】

2物体が互いに力を及ぼし合う時、それらの力は向きが反対で大きさが等しい




クーパーは マーフを後に残し

アメリアは 父ブランド教授を後に残して

地球を立った




ブランド教授は 嘘と後悔を 後に残し

マーフは 教授が恐れた“時間”を 後に残して重力の謎を解く

あの本棚と向かいあってね(´∀`*)





それも、数の仕合わせ。


★★★☆☆



《かずの葉の庭》主宰

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