二人の指導者 ー ”「インビクタス/負けざる者たち Invictus」” | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

先日の1517分、パリ行き」を観て


2009年の映画

「インビクタス/負けざる者たち Invictus

を今一度観ています




↓過去レビューはこちら



戻ってきてね~^_^




この時はね

何しろ

ネルソン・マンデラ

という方がすごい方なので




27年間、投獄され自由を奪われて

というだけですごいんだけど

そんなことしてくれちゃってる白人たちに対して

許そうとする。

とにかく 赦そうとする。




家族が 「私たちを家から追い出した警官みたい」と揶揄する 白人たちに


近づき

笑いかける

挨拶を交わし

語りかけ

諭し

「わたしもそうしよう」という。

つまり一緒にやろう。とね^_^




そんなマンデラさんに目がいっちゃうので

映画の盛り上がり そのままに

ラストまで 突っ走っちゃう わけですが。




今回、おひとりさまが 注目したいのは

マット・デイモン演じる フランソワ・ピナール

(マット・デイモン、好きなんですよ♪というのはひとまず置いといてw




大統領から お茶に招かれ

官邸に向かった フランソワ



御自ら アフタヌーン・ティーを振る舞う 大統領を前に

彼は 戸惑い気味


なぜ 自分が呼ばれたのか 分からないから

何の用なんだろう?この人?

って顔が隠せないw




大統領も大統領で

他愛もない会話から

いきなり本題に入る

(といっても、ストレートに要求を告げないのがポイントね^_^




「スプリングボクスの主将は 大変な仕事だ」

と、キミは指導者だよ

相手は違えど、わたしと同じ仕事をしているね。と認識させといて

いきなり切り込む




「指導者としての 君の哲学は?

チームに 全力を尽くさせるには?」




答えるフランソワ

「手本を示して 仲間を導きます」




「その通りだ」と頷きながらも

大統領は さらにたたみかける




「彼らが 思う以上の力を 引き出すには?


「卓越した力が 必要な時

自らを 奮い立たせるには?」

「周りの者 すべてを 鼓舞する方法は?」




実に難しい ひらめきが求められる」と言いながら

大統領は


27年間 拘束された 絶望の中で

詩にひらめきを得たこと


1992 バルセロナ五輪に 招待された時

スタジアムの全員が 歌で歓迎してくれたこと

「神よ アフリカに祝福を」


その歌声を 聞くうちに

南アフリカ人としての誇り を感じ

国に尽くす意欲が 生まれた


《持てる以上の力》を引き出された

・・・と語るのね。




我々は 士気を 必要としている

国を 築き上げる ためには

誰もが 持てる以上の力を 発揮せねばならん




フランソワは 

官邸を後にしてやっと 気づくのです



主将として

いま以上の力を発揮してほしい

つまり 大統領が望んでいるのは

ワールドカップ優勝だ。とね^_^



そして マンデラ氏は

大統領として

「わたしもそうしよう」という 言葉のままに

フランソワを 導きながら

国を1つにしようとするのですね




二人の指導者

やることは 同じ


そして 教え諭す相手から

答えを 導き出させる




押し付けでない ヴィジョンだから

形にも なるというもの(´∀`*)





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