2011年
東京都現代美術館で観た、ヴィム・ヴェンダースのビデオインスタレーション
「もしも建築が話せたら…」
スイス・ローザンヌにある
SANAA《ロレックス・ラーニング・センター》
ゆるやかに波打つようなワンフロアの映像と
そこに響くヴェンダースの言葉に夢中になった
まさか、それが
ベルリン・フィルハーモニーに場所を移して
映画になるなんて!
「もしも建物が話せたら」
公式サイト
ベルリン・フィルハーモニーといえばハンス・シャロウン
「ベルリン・天使の詩」に登場したシュタービ(Stabi)こと
ベルリン州立図書館も彼の設計♪
…天使たちが、人間の「言葉」に寄り添う姿が忘れられない
ベルリン・フィルハーモニーも、内部に入ると階段の手すりがシュタービと同じ!
もう、それ見ただけでニヤニヤしちゃう^^
人の言葉に耳をすます天使のように、今度は
長いことそこに在り続ける建物の言葉を聴くなんて
つくづく、ヴェンダースは目に見えないものが好きなのね〜^_^
だけど、いま私が住んでいる家にも
通っているビルにも
いつも通る駅にも
よく立ち寄るお店にも
あると思うのよ。声が。
声という言い方(捉え方)をしているだけで
普段からなんとなく雰囲気がいいとか悪いとか
居心地が良いとかなんだか落ち着かないとか
気が良いとか良くないとか
…それは、私たちがいつも感じているもの。
それを、この映画では
「もしも建物が話せたら」と、6人の監督が
ベルリン・フィルハーモニー
ロシア国立図書館
ハルデン刑務所
ソーク研究所
オスロ・オペラハウス
ポンピドゥー・センター
と6つの建物のストーリーを
それぞれに紡ぎ出している。
その建物を、場所を観ながら
それぞれに選んだものにチカラを込めて
リアルに映してみてる。
そう、私たちの毎日って
そのストーリーって
それぞれが勝手に作ってんのよね。ということが
…潜在意識とか投影とか聞いてもつい難しく感じてしまう、その
作ってんのよね。
って部分が、意外にもこの映画を見ていると腑に落ちるという。^^
それは、いつも私たちが感じているもの。
「もしも建物が話せたら」
公式サイト
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