宮崎駿脚本、と知ってさらに納得(^_^)
おはようございます
高橋早苗です
「借りぐらしのアリエッティ」
床下で、人知れず暮らす小人たちの生活が描かれた
その世界観に心惹かれる方も多いでしょう
借りぐらしのアリエッティ [DVD]/出演者不明

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彼女曰く
「人間の家から気づかれないように
少しずつ必要なものを借りてくるの」
…という“借りぐらし”の小人・アリエッティ
生まれつき患う心臓の手術前
静養のために、叔母の家へ連れられてきた少年・翔
二人が、出会うつもりもなく出会ったことから
物語が始まる。
…救いの無いお話なのかな
と思いながら観ていました
大きさは違えど、同じ年頃の二人は
お互いに近づこうとする
そこに思慮はなく、ただ
見たい
会いたい
話したい
というストレートな気持ち。
周囲から見れば、むしろ身勝手なふるまい。
二度と関わるな、と言う父の言葉を無視して
翔に会い「私たちを放っておいて」と告げるアリエッティ
「守ってあげられたら」と思いつつ
小人の家を壊してでも、ドールハウスのキッチンを届ける翔
二人それぞれの行動が、小人一家の引越しを決定づけるわけで
…相手のこと、もう少し考えたらわかるでしょ!
と、こちらはツッコミの一つも入れたくなるわけだけど
まだ、自分を取り巻く外の世界を知らない
若さというか幼さというか…
二人は別れることになるけれど
翔は、自分の体に
アリエッティは、家族三人以外に同族がいないさみしさに
つまり二人とも、未來に対する大きな不安がある
頼れるものが、心の拠りどころとなるものが圧倒的に少なく、
自分自身を信じるにはまだ、経験がなさ過ぎる
だからこそ「似た者同士」な二人は近づいたのでしょうね。
大きな人も、小さな人も、地球に自然に寄生して
「借り」ている
迷惑かけることが生きること
…と、この物語は伝えたかったのかもしれません
誰でも、他者との関わりと
自分の経験を血肉としていくのです
その中には、周囲はとても理解できないことなど、いくらでもある
人間であれ小人であれ
人は自分勝手に絶望する
ただ、希望は必ず外(他者)から、やってくるの
翔の呟きー
「アリエッティ、君は僕の心臓の一部だ」
ひとときでも、大切に感じられるものを得たから
希望を見出したのね
その証拠に
物語の始まり、彼はこう言うでしょ
「あの夏、僕は…」
ってね(´∀`)

小人目線、こんな感じ?
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