高橋 早苗です。
数週間前に観た映画から
こんな気づきが落ちてきました(´∀`)
2007年の日本映画
「ベクシル 日本鎖国」
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世界を独占した自社の技術を封じ込める“、国際協定”に反発し、政府をも操り、自国を鎖国に導く一企業・DAIWA
2077年の日本は、外国人の入国を許さず、全土を電子の壁で覆い、偵察衛星ですら様子を伺い知れない“ハイテク鎖国”状態。
予告編
http://www.vexille.jp/trailer03.html
(以下、ほとんどネタバレ。嫌いな方は読まないように^^)
そんな日本に、アメリカの特殊部隊SWORDの隊員・ベクシルが一人だけ、潜入に成功します。
彼女が見たものは
かつてトウキョウと呼ばれた町ー高い壁で囲まれたスラム
壁の外は、アンドロイドにすらなれなかったヒト…鉄の塊でできた巨大な集合体“ジャグ”がはびこる、見渡す限りの荒野。
山も川も、ヒトも、何もない、日本の姿。
べクシルは、スラムを見てつぶやく
「みんな、生き生きしてる」
どこか懐かしい、と。
だけど、その「生き生きして見える」人たちの中に
もう赤い血は流れていない
鎖国初期、研究段階のサイバーウィルスが
秘密裏に全国民にばらまかれ、
そうとは知らずに、機械に侵食されていった日本国民
最後に脳が侵食されコピーが終わると
記憶を持たないアンドロイドと化し
DAIWAの支配下に堕ちる
スラムは、機械に侵食され
人間の欠片だけを残したヒトで溢れている
企業に戦いを挑む仲間の一人が言います
「みんな、らしく生きようとしているだけさ」
…映画の出来や設定の甘さなどへのツッコミはさておき、
何かに似ていると、感じませんか?
「らしく」生きようとしているだけ
・・・これ、すごーく逆説的だけど
私には
顕在意識と潜在意識の関係のように見えるんです。
脳が侵食される前の“ヒト”は
もう食べる必要もないのに、ゴハン食べたり
らしく、それっぽく生きてるけど、何もない生活
どこかちぐはぐな、それでも他者から見たら「活き活きしてる」なんて見られちゃう姿
顕在意識上にゴミを吐き出しながら
意識してもしなくても
その時の自身を体現して生きている私たち
・・・みたいなね。
“ジャグ”はまるで、顕在意識であーだこーだ言ってる意識の塊みたい( ´∀`)
しかも、スラムはジャグに襲われないよう、高い外壁に囲まれた町
お話はというと、
かろうじて“人間の欠片”を持つ者たちが、最後の望みをかけて、人工島に続くトンネルへ、エアバギーで侵入します。
鉄のワイヤーを引いて。
ジャグをおびき出し、企業を潰そうとする
「らしく」生きようとしている人と
「らしさ」を失わないうちに
その手に取り戻そうとする人たち
一度、あなたも呟いてみてください。
「らしく」生きようとしているだけ
○○「らしく」生きようとしているだけ
男性らしく
女性らしく
親らしく
子どもらしく
社会人らしく
企業人らしく
フリーランスらしく
呟いて、ザワザワするなら
あなたも、何かに侵食されているのかもね(´∀`)
「DAIWAは、日本全土を壮大な実験場にしやがった」
・・・あなたの見ている世界も、壮大な実験場だと感じられたら。
あなた自身の「らしさ」が、もっとしっくりくるのかも、しれません( ´∀`)
「ベクシル 日本鎖国」公式サイト
http://www.vexille.jp/
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