「空をこえて~ ラララ♪」ってあの鉄腕アトムの歌って
谷川俊太郎さん作詞なんですよね。
知ってました?
普段「詩」なんて読まないよ、って人でも
きっとひとつは知っているのだろう、詩人・谷川俊太郎さんの言葉
「谷川さん、詩をひとつ作ってください。」
震災があって、谷川さんの「生きる」という詩が
たくさんの人に読まれた
YouTubeでたくさん流れていたし
私も、谷川さんと加藤俊朗さんのコラボイベントで
本人が読んでくださったのを聞いて グッときちゃったし
…そんな有名な詩のことを
本人は結構バッサリと斬っちゃう。
ありがたいけど、詩なんてそんな役に立つものじゃない
震災で、みんな言葉を失った
その割に、みんな沢山喋ったし書いた
周りの人たちが喋った
ネット上で拡散されていく言葉と
避難所の、伝言板に書かれた
それぞれがひとつきりの、生々しい走り書きの言葉と。
映画は、震災でも「壊れなかった」「流されなかった」
そんな言葉を話す
「自分の言葉で語る人たち」を追いかけていきます。
それを受けて、最後に谷川さんがひとつ、詩をつくる。
とりとめのないシーンの連続のように見える映像には
「自分の言葉」を語る人たちが、確かにいて。
そこには確かに、その人の言葉があって。
…伝えたい想いと、今を生きて感じている苦しみと喜びとがあって。
話す時の息づかいはまるで、本をめくる音のようにも感じられます。
谷川さんの数字を見ると
5-7-22-3-3
言葉を使い、本質を見つめ、
世界を分け隔てることなく見つめていく
自由に。こわして。つくる。
「詩を(言葉を)、信用していない」
と、自ら口にする谷川さんのスタンスにも通じるものがありますね。
多数派の言葉しか持たないことは
自分の言葉の使い道を 誰かに委ねていることと同じ
言葉使いでありながら、その言葉すら疑う。という。
疑いは、行動だものね^^
詩人の人生は
疑うことそのもの、なのかも。
「谷川さん、詩をひとつ作ってください。」公式サイト
http://tanikawa-movie.com/
|♪|Facebookもリアル。お友達とは交流を大切にしたいです。
お友達申請は「メッセージ」をくださいね。
フォロー、コメントはいつでも歓迎します♪
高橋 早苗Facebook