『愛は どこにあるんだろう』
なんてシンプルで
なんてまっすぐな問いなのだろうと思う。
ねだる甘さはなく
胸の内を晒すほどの言葉は
まだ、持っていない。
母親が死に
里親には子どもが生まれた
首からぶら下げてた鍵を
ポストに入れて
子どもは 母の元へ帰る。
買ってくれたゲーム
鉛筆書きの遺影
傍らに置かれた お守りのナイフ
『父親のこと、教えてよ』
子どもは
まだ見ぬ父に会いたいと
母と過ごした場所
『フランス座』を目指して
歩き出す。
知らない道
強い日差し
熱風と 舞い上がるほこり
かわく喉
祭りの出店
はっぴ姿の大人たち
公園のホームレス
制服の いじめっ子といじめられっ子
重たいからだ
引きずる足
たどり着いた
誰もいないフランス座
わずかな手がかり
大切にしまわれた
一枚の写真と
ショートホープ
『そういうの、愛って言うんだろ?』
答える人は、いない。
子ども世界の
静けさ
子ども世界の
餓えと乾き
大人たちの言葉が
頭の上を通過していく
皆、其れ自身が愛なのに
その姿は
自分には見えなくて
探し歩く。
あなたは
彼を合わせ鏡に
何を見るのだろう?
そこに、愛は
あるだろうか?
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