「92歳の報道写真家 福島菊次郎展」日本新聞博物館 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

ヒロシマからフクシマへー。 戦後、激動の現場




横浜ニューテアトルで、「ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳」をいま一度観てから、日本新聞博物館へ向かった。



「ピカドン―ある原爆被災者の記録」を、小学校の図書館で見たこと、覚えてる。
「ピカドン」の映像とセットで
自分の中で、残っていて。



映画を初めて観た時にも
充分にインパクト感じたけど
写真展は、もっとリアルに
写真と共に、もっと深く、菊次郎さんのコトバが
目の前に迫ってくる感じ。



「写真に色がつくと嘘になる」
という言葉の意味も
写真展のパネルをひとつひとつ見ていてやっと、わかった。
色がついてる方が嘘っぽい感じが。


今の、報道と呼ばれるもののカラフルさ具合
騙されちゃうな、って思う時、あるもの。

まーそんなこんなでそして震災もきっかけのひとつで
我が家からテレビも消えたわけですが。



最新刊「証言と遺言」最後のページの朱判


闘え」 


遺したいという強い意志を前にして
遺さずには死ねない、という執念を目の前にして

それは、あの、ファインダーを覗く鋭い目が
閉じられる日が間違いなく来るということなんだ。




日本新聞博物館

「ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳」

証言と遺言証言と遺言
福島菊次郎

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