横浜ニューテアトルで、「ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳」をいま一度観てから、日本新聞博物館へ向かった。
「ピカドン―ある原爆被災者の記録」を、小学校の図書館で見たこと、覚えてる。
「ピカドン」の映像とセットで
自分の中で、残っていて。
映画を初めて観た時にも
充分にインパクト感じたけど
写真展は、もっとリアルに
写真と共に、もっと深く、菊次郎さんのコトバが
目の前に迫ってくる感じ。
「写真に色がつくと嘘になる」
という言葉の意味も
写真展のパネルをひとつひとつ見ていてやっと、わかった。
色がついてる方が嘘っぽい感じが。
今の、報道と呼ばれるもののカラフルさ具合
騙されちゃうな、って思う時、あるもの。
まーそんなこんなでそして震災もきっかけのひとつで
我が家からテレビも消えたわけですが。
最新刊「証言と遺言」最後のページの朱判
「闘え」 菊
遺したいという強い意志を前にして
遺さずには死ねない、という執念を目の前にして
それは、あの、ファインダーを覗く鋭い目が
閉じられる日が間違いなく来るということなんだ。
日本新聞博物館
「ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳」
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