カメラを向ける姿
同じくカメラを持つ“後輩”たちへ
向けた言葉
「問題自体が法を犯したものであれば
報道カメラマンは法を犯してもかまわない」
そして 南相馬
瓦礫の山の前で
カメラを構える姿
…カッコええー
惚れ惚れするわ。
軍国青年だった20代
ほんの数日ずれたが為に
原爆を逃れ 迎えた終戦
そして
「嘘」に
カメラを向け始めた
・・・ひとつ驚きなのは
広島で
被爆者を捉えた写真で
賞を受けてから
プロになったんだね。
祝島が出てきて
ドキッとした。
そうか。そこにつながるのか。
原爆の犠牲者達から始まり
安保闘争
自衛隊
三里塚
公害
そこに写るのは、いつも
戦う人たち、だ。
平和ボケの
このアタマがクラクラする
・・・カッコええーとか
言ってる時点でボケてるもんな<苦笑
老犬ロクとのふたり暮らしでみせる
飄々とした様は
ほのぼのした風にも感じられるが
歯に衣着せぬ
その言葉は容赦ない
その姿勢は
暴漢に襲われ
重傷を負っても
自宅に放火されても
変わることはなかった
そして、フクシマ。
「表に出ないものを引っぱり出して、たたきつけてやりたい」
執筆中の原稿が
ヒロシマからフクシマへ繋がったのは
これも必然、だろうか。
ラストは
初めて撮った被爆者
杉松さんの墓参りをする菊次郎さんだった
墓の前に座り込み
長い長い沈黙の後
「ごめんね」
と一言だけ
その声の弱々しさに
シャッターを切ったその数
25万枚ともいわれる 膨大な“真実”の
たくさんの思いが
見え隠れしているようで
エンドロールが始まるそばから
もう一度観たいと思った。
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----------------------- 2012/10/28 追記
どうしてももう一度観たくて、リピート。
「敗戦」って言葉に
ドキッとした。
・・・当事者にとっては
「終戦」ではなく
「敗戦」なんだ
と気づいて
私にとっては
教科書で習った「戦争」だから
「終戦」だけど。
同じように
「ごめんね」の言葉は
あの時からずっと
ご本人の中では変わらず
“いま”なんだと気づいて
ますます泣けて
見届けなくちゃ
という思いを新たにする。
-----------------------2013/2/21 追記
新宿へ出かけるタイミングで
翌日まで上映中と知り、いま一度。
泣ける。
やっぱり泣ける。
泣かずに観られますかい、ってなくらいで
だけど悲しいんじゃなくて
なぜか希望を観ちゃうんだな。
☆☆☆☆★
菊次郎さんの数字は
22-3-7のトライアングル
突き詰めずにはいられないのは
世界を見渡しているからで
極端に振り切れてこそ
観る人を惹きつけるんだ
それも、数の仕合わせ。
★★★☆☆
3/28は潜在数秘術の日♪
オープンセッション
https://ameblo.jp/sna-jp/entry-12435177055.html
オープン・セッション・ナイト
https://ameblo.jp/sna-jp/entry-12435470659.html
《かずの葉の庭》主宰
|★|高橋 早苗Facebook
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