地球交響曲第三番チャリティー上映会&対話会 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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観る映画が、あなたの、わたしの、人生のヒントになる。
ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

日比谷図書文化館 日比谷コンベンションホール



『故 星野道夫に捧ぐ』



撮影を予定していた人が突然いなくなったことを告げて、映画は始まる。
ザワザワと心を波立たせられて、これ以上この話を聞いていたらオロオロしそうなタイミングで、
カメラはフリーマン・ダイソンを追ってカナダ・ハンソン島へ飛ぶ。
初めて観た時には分からなかったこの構成が、今ならよくわかる気がするから不思議だ。
・・・フリーマンとジョージのことは、さらっと触れただけで終わってしまうけど
ここから、「宇宙船とカヌー」につながったからね。



改めて解説を聞いていると
ミチオとジョージとナイノアは同年代なのよね・・・
フリーマンの、深いけど、どこか楽観的にも聞こえる言葉は
未来を信じているんだな、と思わせてくれる。



そう、フリーマンの言葉にホッとしたのもつかの間
また、さっきの心のざわつきに戻ってしまうんだ。
ここにいない“ミチオ”を追う旅・・・
彼が心惹かれたアラスカの人々をカメラは捉え、皆それぞれに彼を語る
そこに、悲しむ気持ちはあるけれど、誰もが、彼を近くに感じているようで
・・・軽くうらやむ気持ちさえ持ってしまうから不思議。
自分が、何に対して泣いているのか、わからなくなってくる。





2003年からシンクロしていた、東京プロフェッショナルズ主催の上映会
あの頃はただただ、ボロ泣きしてただけだったような記憶しかないけど

KNOBさんのディジュリドゥとのシンクロは、第三番だけじゃないからもう数えきれないくらいで…

ただあの時は、ある意味現実逃避もあったなーと、今は思う。
母が逝って、受け止めきれなくて
父と、兄とも向かい合う勇気も持てずにいて。



その、泣くのに忙しくて素通りしていた部分が
あるシーンだったり、ある言葉だったり、するすると入ってくる感じ。



この映画を初めて観た頃
私には「死」は遠いもので、近く感じるような出来事もなかった
今は、ボブ・サムのくだりやウィリー・ジャクソンの言葉が
遠い遠いアラスカの誰かの言葉、ではなくて
ずっとずっと、確実に、近い。



『魂を語ることを怖るるなかれ』
どこにいても、どことでもつながっているって考えられるなら
ずっとずっと、楽に「ココに」居られる。





チーム滴ガイアシンフォニー上映会&対話会

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