息子が一人前になるまでー「交渉人 真下正義 Negotiator」 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。






警視庁のHPへ侵入してきた
メッセージ

いたずらと一蹴する幹部らをよそに
予告通り起こる爆発

時を同じくして
地下鉄路線内に識別不能の車両が現れた
存在を誇示するかのようにホームに止まったその運転席に人影はなく
後続の列車とあわや衝突、というタイミングで走り去る
・・・TTR東車両基地から消えた
開発中の試作車
通称“クモE4-600”





クリスマスイブ
無人の暴走列車に翻弄される
200万人の乗降客とTTR総合司令室

外部の人間は知らない筈のその場所へ
“侵入者”は直接コンタクトしてきた

警視庁初の交渉人
真下を指名して





・・・東京の地下鉄でパニックムービーとは新鮮
物語が動くまで少々長く感じるトコもあるけど
真下&木島のコンビ、あれでちょうど良いように感じるのは気のせい?
一見頼りなげに見える交渉課の面々と
小池君曰く『ガラの悪いおっさんばっか』(笑)な地下鉄マンと同じでさ





“クモ”の狙撃を中止させた直後
TTR東車両基地が爆破される

200万人の人質を取ってもなお
具体的な要求はない

3回目の爆破はどこか
“クモ”を走らせてるのは誰なのか

コンタクトしてくる声は
映画のタイトルを並べるだけ・・・

そして
ようやく犯人の本当の狙いを知る





「踊る」シリーズは
事件は起こるがあくまでWPS=湾岸ポリスストーリーズ

踊るのは所轄VS本庁だから
それに比べればよっぽど事件らしくて楽しめる
後半、“ガラの悪いおっさん”二人の真下への態度が
なんだか息子に対する親父みたいで
警視庁初の交渉人が
一人前になるまでの話みたいに見えるわ



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十川誠志

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☆ 好きなシーン

☆ 「その人通して!警察!警察!」
 …いちいち断らなきゃいけない警察ってどういう(笑)


☆ 「出番のないまま退却か」



☆ 「こっちだって精一杯やってんですよ!」
 酒呑みたいんだ・・・


☆ 「熊澤さんに『命預けます』って言っといてください」


☆ 「男の人って、困りますわね」
 みんな、大なり小なりオタクだからね。少なくともここに登場してるのは(笑)


☆ 「グレードめちゃめちゃ高ぇな」
 ね、ここにもある意味のオタクが。


☆ シンバルのない「ボレロ」
 そりゃ客席も静まり返るわけよね。
 シンバルの彼が一番出番なかったのかも。エンドロールで木島くん頭下げてるし(笑)