といったら断然猫派
のわりに手を出したのは、何故だろう。
結婚し
南フロリダへ越してきたカップル
「子供が出来たら人生終わりだ」
という友人にそそのかされるように
夫は
妻の誕生日に
ラプラドールをプレゼントする
その名も「セールわんこ」
・・・連れ帰る車の中でつけたラジオ
ボブ・マーリーの曲を聴いて
「マーリー」と名づけられた
雷に怯えて吠え
ガレージの壁を”食べる”マーリーは
「セールわんこ」の名の通り(?)
訓練学校からも追放されるほど
「矯正不能な子」
・・・そうだ
日本の犬映画は決まって泣かせる話だけど
予告編見てこれ違うな
と感じて気になったんだった
記者の夫は
意に反してコラムを担当することになり
気乗りしないままマーリーのことを書き始める
コラムは好評を得て
週2回から毎日に変わり
夫は忙しさに終われ
やがて妻は妊娠し
家族が増えていく
その間も
マーリーはいつも変わらず
床を食べ
ソファを食べ
雷に吠え
時に夫婦喧嘩のタネになった
昔、父が次から次へと動物を飼っていて
犬も何匹かいたけど、
「自分の子供とうまくやれないからペットに逃げてる」
と子供心に思っていた(笑)
実際、そうだったしけど
何匹か飼った犬も
もれなく吠えグセついてたよなぁ
そして内心毒づいてた私はというと
ペットを家族に持ったことはない。
犬と飼い主の関係には
密かに憧れるもするが
親がうまくやれないの見てたから
子どもの私もきっと無理
と思っていた
自分だったら
家を"食べる"時点でもう
「ない」ね
靴なんかかじられた日にゃ
キレますきっと(笑)
映画の中じゃ
あっという間に大きくなっちゃうけど
その間に訓練すればよかったじゃない
大きくなってから訓練学校行ったりしないで
・・・と突っ込みどころ満載だけど
ま、共働き夫婦は忙しくタイミング逃したってトコなのかな。
日本じゃ
コラムが評判呼ぶまえに
近隣トラブルだよね(笑)
そこはやっぱアメリカかな
いつも、どこまでもマイペースなマーリーだけど
初めての赤ちゃんに会えないと
わかって落ち込むママに寄り添うところは
しっかり、家族の一員だね。
マーリーと一緒に
カップルは夫婦になり
家族になっていく
笑わせて終わりかと思えば
そうでもなく
いつかくる時をちゃんと迎えて
映画は終わる
・・・見送った3人の子供たち
大きくなってどんな家族を持つのかな
そこに
ラプラドールはいるのかしら。
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利口でも鈍くても犬は気にしない
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人間はこれほどまであなたを
純粋で特別な気持ちにさせるだろうか?
あなたを誇らしい思いにさせてくれる大切な人は?
