「国宝 鑑真和上展」ー 仙台市博物館 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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観る映画が、あなたの、わたしの、人生のヒントになる。
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潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。




世界の大事とやらを観に、
仏像好きのはなちゃんに化けて出掛けた。
(別に化けるこたないか・笑)



誘ってくれた友人が『こういう国宝ものは、オバちゃん達で混み合うよ~』と言うのでビビっていたが、
バスの中から既にギュウギュウ詰めだ。
怖れおののきつつ会場入り。



西暦が三桁ってところがスゴイよね、と、
よくわからない感心をしながら木彫の仏像群に見入る。

十一面観音かわいいな~。
しかしどれも壁を後ろに鎮座しているので、後ろ姿は拝めない。
・・・後ろ姿なんか、見るモンじゃないのかな。



一番の呼び物、鑑真和上坐像。
やはり人だかりだ。そのうるさ加減の向こうでただ黙し座り続けるその姿は、
静かだけど、とても、強い。

 『ただ見ているだけで、心が満たされてくる。』

というコピーも頷ける。
・・・満たされてくる、というのはちょっと違うか。
心が静まる、というかな。

こういう気持ちが欲しくて、
信仰って生まれたんじゃないかと思えるくらいだ。



日本の地を踏んだ時には既に視力を失っていた両目。
彼には、日本という国はどんな風に映ったのだろう。