会場入りした時にはもう殆ど満席。
2F最後列に空きをみつけ
立ち見せずに済んだとホッとしたら・・・
斜め前方に見覚えのあるお姿が・・・
か、監督だ!嬉し~
しかしお隣のブロンド御夫妻は一体どなたなのだろう・・・
サイトも拝見していたので
内心KNOBさんの精神状態を勝手に心配していたのだけど
余計なお世話だったみたいだ。
気持ちグチャグチャでは循環呼吸なんて無理なんだろうなぁ。
改めて、この場所でこの響きを感じることができることに感謝。
映写機が回り、スクリーンに映し出される第一番から第四番。
こうして、私も含め沢山の人がこの青い星を観てきたんだね。
“あの”ではなく
“この”だよ。
この青の中に誰もがいる。
一度訪れた広島を
今度は御夫妻で再訪するシュワイカート氏。
短いつかの間を惜しむかのように話し込む
ダライ・ラマ法王とラブロック氏。
しかしグドール女史と睦稔さんを見てたら
「いいな~アタシも手つないで明治神宮歩きてぇ」
なんて(笑)思った。
誰と?
・・・神社って場所がこれほど取り上げられるとも思わなかったな。
八百万の神は、異文化でも楽々受け入れちゃうってことかな。
日本って、そうだよね
結構抵抗なく受け入れちゃうよね色んなモノ。
短い昼休み
まだアタマと心ん中がたった今観たことを受けとめきれず消化しきれず外へ。
ココ、隣には国連大学がある。
ニュースで見た座り込み家族はドコ行ったんだろうとぼんやり思う。
ダライ・ラマの言葉
「誰かが死ぬと、たちまちニュースになる」
お腹なんか空いてないけど、講演&インタビュー中に腹が鳴っても困るなぁとマックへ。
この時期地元じゃありえないアイスカフェオレ
しかし暑いな(着るもの)失敗した。
これでホントに11月?
休憩後の講演は龍村監督の
「今日はビッグプレゼントがある」
のひと言で始まった。
そう、上映前にどなたなのだろうと思ったのは他でもない
さっきまでスクリーンに登場していたアーヴィン・ラズロー氏と奥様だったのだ。ちょうど来日中で、今日この時間だけ空いていたのだという。
なんてシンクロ。
拍手で迎えられる御夫妻。とっさに映画の中のオーガニックフードが頭に浮かび
「奥様、納豆はいけるのかしらん聞いてみたいわ」なんて思う。
違う。今日のインタビューは監督だってば。
しばし監督の通訳でラズロー氏のお話を聴き、そして講演、インタビューと続いた。
一番よく聞かれるという
「地球交響曲の出演者をどうやって決めているか」
との質問にいつも
「直感です」
と答えているというその「直感」の話。
そう、そうだ
お話を聞きながら私も今こうして龍村仁という人の存在を近しく感じている
好きになり、信用するからもっと話を聞きたくなるし
そこから拡がり出す。
(たぶん、この後赤い蛇は監督の著書なんか探し始めるよきっと)
・・・「直感」は、「直観」でもあるのかしらん。
監督は「話長くなって悪いんだけど」と言いながらお話する。
御自身の言わんとするところがちゃんと伝わるように言い直したりしながら進む。
聞いていると、まるで映画の構成を見ているかのような妙な気分になってくる。
もっと聴きたい、と思うほどに視界の隅に映る時計は倍速で進み、もう終演時間も過ぎてた。
最後に監督は「こんなこと滅多にない」と奥様と愛娘を中央へ招き入れた。
大拍手の客席。
それに応えるかのように小さな彼女も手をたたき、場内はどっと湧いた。
母の腕から降りて、歩く。
父は彼女を抱き上げる。
拍手は鳴りやまなかった。
ステージも客席も消えていた。
名前すら知らないのに、まるでその場にいるヒト皆がお互いを祝福しあっているかのような
不思議な光景に見えた。
(Tokyo Pros 『地球交響曲』上映会 featuring KNOB)
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