「地球交響曲第二番」ー東京ウィメンズプラザ | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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観る映画が、あなたの、わたしの、人生のヒントになる。
ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。





ふと思い立って
表参道を通り越し明治神宮前で降りた。
お参りしよう、って。



お昼前のこんな時間では人通りも少ない。
賑やかな街の中にこんな静かな場所があるのも、なんだか信じられない。
踏みしめる砂利の音だけが響く。

ココは、ずっと以前に一度来たことがある。
いつだったか、誰と一緒だったか、もう覚えてはいないけど・・・



奥に進むにつれ、すれ違う人が増えてきた。
こんな時間にも参拝者がいるのかと、ちょっと意外。
皆さん心得ていらっしゃるようで、大きな門をくぐる度、それぞれ向きなおり一礼していく。
日本人っていいな、と思わずつぶやく。



普段、神社へなんてあまり行かないよな。
というかそんな暇すらなくしてた。

第五番では何度も神社が出てきたっけ。



砂利の音を聴きながら
少しずつ心まで静まり返っていくような気がしてくるから不思議だ。
その真ん中に、今朝抱えた心配事の種がくすぶってはいるけれど。



本殿到着。
近くにいた見知らぬお姉さんを真似てみる。
後でひいたおみくじには

「人知れず 思うこころのよしあしも
 照らし分くらむ 天地のかみ」

・・・心の中だけで思ったことでも、その善し悪しは神さまがちゃんと見ている。って。
ていうか、逆に「ちゃんと見ててよ!」なんて言いたい気分だ。
(すいません、乱暴で・苦笑)



戻り道は、行く道ですれ違った人達を真似て、一礼、した。
同潤会アパートの現場を横目にウィメンズプラザへ。



「第二番」はこれで何度目だろう。
去年の今日から始まって、GW、そして今日か。
もちろん、本日もハンカチ&ティッシュ持参。このシリーズはどれもそうなんだけどさ
映画として情報量が多すぎるんだよね。
(何を隠そう、初めて第三番を仙台で観た時、途中うたた寝しましたもん・笑)



もう、去年の中野ではない。
「音入れ」はなく、“初めて”観る時の緊張感もない。
ただ、淡々と追う
その分、言葉や景色がとても近しく感じられる。


 初女さんの作るおむすび。
 ジャック・マイヨールのハーモニカ。
 フランク・ドレイクの自作望遠鏡。
 ダライ・ラマ14世の人なつこい笑顔。


初女さんのように祈りたい。
ジャック・マイヨールのように感じたい。
フランク・ドレイクのように追いかけたい。
ダライ・ラマのように許し受け入れたい。



終演後、通りへ出ると
クリスマス色の街並みの向こうで
満ちゆく月がこっちを見てた。


(Tokyo Pros 『地球交響曲』上映会 featuring KNOB)


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