ネイティブアメリカン
リパン・アパッチの小さな一族に生まれ
二歳で家族を失い
曾祖父に連れられて白人の手を逃れ
「保留地」から遠く離れて
純粋に古来の生き方で育てられた
ストーキング・ウルフ
とても用心深いといわれる狼に
背後から近づき
触れることができたことからその名をもらった彼は
ごく若いうちから
“グランドファーザー”と呼ばれるほど
古来の道に秀でた賢者だった。
生涯、一ヶ所にとどまることはほとんどなく
北はアラスカ
南ははるかメキシコを越えたジャングルまで
北アメリカは
西海岸から東海岸まで
徒歩で旅をし
部族や人種にとらわれず
サバイバル(生き延びること)の技術を学び
アメリカ先住民の
古い霊的な知恵を求め
純粋な真理を探求した。
彼がヴィジョンに生き
「教える」ために出会った“白いコヨーテ”が
トム・ブラウン・ジュニア。
それから10年もの間
二人は共に過ごし
自然が好きな8歳の少年は
グランドファーザーから
ネイティブアメリカンの生き方を学んだ。
8歳の子供と
83歳のじーちゃん
(親しみをこめてこう呼ばせていただきます・笑)は
やっぱり妙な組み合わせかな。
文字を持たないネイティブアメリカンにとっては
白人に教えるというヴィジョンは
どうしても必要だったんだろうね。
戦いを嫌い
敵を殺さず
傷つけずに恥を与えるところが
映画「SPIRIT」の彼に似てる。
・・・この本は
母が亡くなる直前に読んでいて・・・
あの日の前日から半年前位まで
記憶がすっぽり抜けたままなんだけど
(過去ログ読んでも未だにピンとこない。まるで他人の日記で)
この本のことだけは覚えてるっちゅー・・・現金?(笑)
「ファンタジア+underworld」は
-bさんから教わったけど
私はこの「グランドファーザー」とunderworldの組み合わせもオススメ。
単に読みながら聴いてたから
だけじゃなく、似合う。
特にグランドファーザーの旅の話にね
やたらシンクロしてました。
興味ある方、試してね。
・・・逆に、本読むの苦手でも
underworld好きならこの本
楽に読めちゃうかもしれない。
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