愚直さがひっくり返すー「PROMISE 無極」 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。





死んだ兵が握りしめていた饅頭を奪う幼い娘。
何ひとつ持たない傾城(シン・チェン)の前に
運命を司る神“満神(マンシェン)”が現れる。
 「真実の愛だけは得られないことを交換条件に、
  すべてを与えよう」
・・・それでも構わないと答えた傾城は
美しく成長し王妃となった。





一方、無敵の将軍光明(グァンミン)は
地を這う奴隷たちを捨て駒に敵を迎え討ち
勝利を挙げる。
その中でひとりだけ生き延びた昆崙(クンルン)は
光明に認められ
新たな主人として仕える。




国で起きた反乱を収めるため城へ向かう光明は
途中、刺客に襲われ深手を追う



自分の代わりに城へ行き、王を救え
と命じる光明。
奴隷の昆崙に自分の華鎧を着せ
兜で顔を隠し
 「王は武器を持たぬ者だ」
と教える。



しかし昆崙がひとり城へ乗り込んだ時
武器を持たぬ者は
王ではなく傾城だった・・・




傾城を救う昆崙。
だが華鎧のせいで光明は
王殺しの汚名を着せられることになる…


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ニコラス・ツェーの敵役っぷりがいいっすね・・・
あんな風に明かされるとは思わなかったけども。




傾城が“満神”と約束した後
湖の上を歩くシーンがあって、
イリュージョンみたい、って思いましたわ。

あっ、プリンセス・テンコーじゃなくね(笑)。
リチャード・バックの「イリュージョン」ね。





昆崙の不器用さというかバカ正直さ加減というのか、
「狙ってるの?」と思えるほどのボケぶり
観てて引いてしまう方も多かろうが
あれ位でちょうどいいのかもね。




“運命”をひっくり返すには
あれ位じゃないと(?)