じゃなく
「生きてるうちに」
でもいいじゃない?と思った。
観るまでは。
手の施しようがない
余命3ヶ月
彼女は23歳
優しいダンナと
二人の娘と
母親の家の裏庭で
トレーラーハウスに住む
夜勤で大学の清掃作業をし
友人はダイエット中毒
ダンナは
やっと現場の仕事が決まった
父親は
ムショ暮らし
彼女は
病状も
余命も
誰にも話さず
ひとり
“死ぬまでにしておくこと”
をノートに書き出す。
そして
ひとつひとつ
実行していく
ここには
涙をさそうような
“病と闘う”シーンが
まるでない
彼女の姿が
まるで幸せそうに見えてしまうのは
終わりを意識したからこその
輝きだろうか
彼女は
父親に会いにいく。
バーボンが朝食だったという
父親
「家族が望むようには愛せないんだ」
・・・世の中の親って
だいたいみんなそうなのかも
二人の娘にとっても
それは同じで
それでも彼女は
二人の娘たちの
18歳までのバースデーメッセージを
テープに吹き込む
そして
彼女らの父親にではなく
おばあちゃんにでもなく
「アカの他人」である主治医に託した
都合が良すぎる、と
感じる向きもないではないが
これが“彼女”でなく
“彼”だったら
ここまで「鮮やかに」
死んでいけないだろうなぁ
なんて思った
私は、どうだろうな。
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