生きたいから迷うー「ホテルビーナス」 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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観る映画が、あなたの、わたしの、人生のヒントになる。
ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。






名も無い連中が
無い名前まで隠して暮らす時・・・




「ビーナスカフェ」に新しい客がくる
オーダーは
コーヒーと

もうひとつ
長期滞在する者だけが知ってる
“メニュー”だった。



ワケありの
流れ者ばかりがいる
ホテルビーナス




無口な男の“連れ”は
さらに無口な子
サイ

「あの子の目・・・
誰も近寄って来ないでくれ
だけど
誰もいなくならないでくれ
そんな目だ

心に鍵はかかってない
でも扉の開け方が判らなくなってる」



・・・チョナンは
ランドリーサービスの仕事をサイに手伝わせ
サイは次第に心を開いてく。



観てて、
カラーで終わるといいな
と思ったら
最後はカラーだった



  誰かの心が開くと
  誰かの心が閉じてく

  鍵のかかってない扉が
  あっちで開いた拍子に
  小さな風にあおられて
  こっちで閉じるよう。



小さな風が、いつも吹いてる。
サイをきっかけにして
風は・・・



ハッピーエンドではないけれど
希望は見えて
だから繰り返し観たのかな。

言葉も
笑みも
少ないけどまるで
家族みたいな
ホテルビーナスの住人たち。





迷うってのはね
生きたいって事さ
ホントに死にたきゃ
迷う前に死んでる
だとしたら
生きるって決めちまった方が楽だ
自分は
生きるんだって





ホテル ビーナスホテル ビーナス
麻生哲朗 タカハタ秀太 草ナギ剛

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「Everybody needs somebody」が「歩く」シーンでいつも聞こえて。
それといなくなったサイをみんなが探すシーンが好き。



映画「ホテル ビーナス」オリジナル・サウンドトラック
「ホテル ビーナス」オリジナル・サウンドトラック
加羽沢美濃
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