手放せないストーリーー「ギルバート・グレイプ」 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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観る映画が、あなたの、わたしの、人生のヒントになる。
ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

初めて観た時
いかにもアメリカだなーと感心した。





絵に描いたようなアメリカの片田舎
食料品店に勤めるギルバート




家族は、母親代わりをつとめる姉
学生の妹
脳に障害を持つ弟
そしてここ何年も家を出ず食べ続けている母親



彼曰く“音楽なしでダンスのような町”



通り過ぎるトレーラーハウスを羨ましく眺めても
「ママの食費を稼がなきゃ」と家に戻る彼は父親代わり




「~ねばならない」の閉塞感の中にいる彼
ストーリー(言い訳)を手放せない彼の目に
トレーラーハウスで暮らすベッキーが
眩しく映る



それでも「私を引きとめたい?」と聞かれれば
「いや行けばいい」と答えてしまう。





・・・世の中、こういう人の方が多いのだろう
私も・・・
言い訳のひとつやふたつや三つや四つは、ある。





彼の言う「いつも眠ってて永遠に同じ」田舎町でも
細々とした“事件”はたくさんあって・・・

最後にママが死んでしまうんだけど、
警察が人手を呼びに帰った後、




・・・なんと
家ごと燃やしちゃうんだよ。




そんなんアリ~?
なんで燃やしちゃったかは
まぁ観てよ。




ディカプリオ君の 弟っぷりがいいです。これで彼に注目した人は 多いんじゃないかな。

ジョニー・デップと兄弟てのも
今じゃ観れませんわね。

彼が フツーの青年役てのも貴重かもね。