読んだことなかったんだー。
有名な話なのにね。
世話をしていた花との仲がこじれて
自分の星をはなれて旅をしていた王子さま。
王子さまは キツネに
「おれを飼いならしてくれ!」と頼まれる。
王子さまは、飼い慣らすってどういうことかわからない。
キツネは教えてくれる。
「それは、絆をつくるってことさ…」
「きみがおれを飼い慣らしたら、おれときみは互いになくてはならない仲になる。
きみはおれにとって世界でたった一人の人になるんだ。
おれもきみにとって世界でたった1匹の……」
「わかってきたみたい」と王子さまは言った。
「1本の花がいてね…彼女はぼくを飼い慣らしたんだけど…」
王子さまは 大切なことに気づいていく…
他のきれいなバラたちに
「きみたちはきれいさ。
でも空っぽだよ」
「誰もきみたちのためには死ねない。
でもあれは、きみたちを全部合わせたよりもっと大事だ。
なぜって
ぼくが水をやったのは他ならぬあの花だから。
ぼくがガラスの鉢をかぶせてやったのはあの花だから。
………
なぜって、
あれがぼくの花だから」
大切にしたものが
大切になる
そして、大切なものをもつことで
世界が キラキラと輝きだす。
最後、王子さまと「ぼく」とのお別れのシーンが近づくと もうせつなくて。
短いけど、きれいな言葉がいっぱいで
とってもステキなお話でした。
余談だけど…
大切にするってことは
潜在意識にも
「こんなに大切にするってことは、
これは自分にとって 本当に大切なものなんだなー」っていう暗示が入っていく。
例えば、子どもを可愛がる
とか
何かを大切に扱う
とか
なんでも…
手間をかければ
「こんなに手間かけるってことは
自分にとって本当に大切なんだな」
というメッセージが潜在意識に伝わっていく。
手のかかる子ほどかわいい、なんて言うのも そのせい。
そうして 大切なものは大切にするほど、どんどん大切になっていくから。
愛情を育む
なんて表現をするのも
そういう意味なんだろうね。
