真由美さんに
「よく 虫を助けるよね」って言われたことがあります。
虫を助けるって？
何かの例えじゃないですよ。
本当の「虫」です。
てんとう虫とか、トンボとか…
トンボなんて、よく 建物の中に迷い込んじゃったりすると、出ようとしてはガラスに全力でぶつかったりするでしょ。
あれをたすけるんです。
道の真ん中にいるカマキリを 草むらに移動させたりとか…
例えばトンボを 外に逃がそうとすれば 一旦は捕まえるカタチになるので、ものすごく抵抗されます。
こちらとしても、真剣に 知恵をしぼったり 道具を駆使したりして。
で、どうにか捕獲して 外に放すと あっという間に飛んでいく。
ああいう場面に出会えると、
しあわせな気分です。
飛んで行ったトンボは、
数秒後には、もう わたしが絶対たどり着けない高さに飛んですぐに見えなくなります。
自由に飛ぶ姿に 元気をもらうというか、励まされるというか…
あと、「助けてあげた」みたいな
いい気分も味わせてもらえて、
ニヤっとしちゃいます。
一瞬の出会いの中に
なんだかすごい「つながり」を感じるのです。
わたしにとって、実は、セラピーのお仕事も 同じような感覚なのです。
（虫といっしょにするなって？
ごめんなさい(*^.^*)）
出口がわからなくなってもがいてる方には、
「あっちが出口じゃないですかー？」とどうにかして示してみたり、
時には、出やすそうな窓のサッシを開けるだけ みたいな
あっけないやりとりだったりすることもあります。
そうして、展開が変わると
ウソみたいに
自由に羽ばたいて行かれて もう遠くの空に…
その姿を見送る時が
至福の感覚だったり するのです。
ココロが ひろがる…
出会えて よかったな
ちょっとでも
おチカラになれたとしたら、
よかったな。
わたしも勇気をもらったな。
こっちが 励まされたな。
そうおもいながら、お別れしていくのです。
空を飛ぶのは
わたしよりトンボの方が得意です。
ていうか
私は空を飛べません。
その方のフィールドでは、
その方が一番すごいんです。
お悩みを抱えた方とお会いすると
とっても 混乱して 自信をなくしてしまってらっしゃったりするけれども
カウンセリングをすると
今の状況を クリアに把握することができるようになります。
そして 障害になっている部分に
ブロック解除をすると
枠がはずれて
解放されたみたいに
ものすごい勢いで、
その人は自力を発揮しはじめます。
自分のフィールドで
自力を存分に発揮してる人は、
強烈に魅力的で
猛烈にパワフルです。
そんな姿を目の当たりにさせてもらうときが、とってもしあわせです。
あ、
わたし
虫に助けられることもあります。
その話はまた