トルメンタ探偵事務所 ~フリマの客④ | ~ 嵐気に包まれて ~

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嵐さんのメンバーのお名前や雰囲気をお借りした読み物です。
腐的描写や暴力的シーンがあります。
気を付けてご訪問ください。
山、大宮、櫻葉、モデルズ、にのあい等、様々なCPのお話がありますので
お気に入りのCPでお楽しみください。

メンバーのお名前や雰囲気をお借りしたお話となっております。

 

関連するお話がありますが、単独で読んでも問題ありません。

 ⇒ 「トルメンタ探偵事務所」

    (かなり初期のお話なので、今でも拙い文章が更に読みにくいかもしれませんが

     ご容赦くださいね。)

 

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「で、これがそのペンダントってこと?」

 

相葉さんがケースからペンダントを取り出す。

 

「へ~、珍しいこともあるんだね。」

 

ニノも興味を引かれたようで、横から覗き込んでくる。

 

姉貴の後輩たちが現れた時に咄嗟にジャケットのポケットに入れて

そのまますっかり忘れて持ってきてしまったのだ。

 

 

「あ、これ知ってる。

 結構人気のブランドだよね。」

 

「やっぱそうだよな。」

 

「女性用? ・・・にしてはちょっと大きい?」

 

「冬はざっくりしたセーターとか着るし、

 大きめのアクセでも映えるんじゃね。」

 

「出た! さすが女たらし。」

 

「ばっ、何が女たらしだ。

 ファッションセンスがいいと言ってくれ。」

 

 

 

 

オレがここの探偵事務所で働き始めてから約4か月が経つ。

 

大学を卒業した後、一旦は大手建設会社に就職したオレだったが、

仕事がらみで上司ともめてわずか半年で退職してしまった。

その後、何もせずにぶらぶらしている時にここの所長と偶然出会い、

成り行きで働くことになったのだ。

 

出会いは最悪だったが、この仕事意外にもオレに合ってたみたいで、

割と楽しくやっている。

といってもまだちゃんと案件を担当させてもらったことはなくて、

もっぱら下調べや張り込みなどの下請け仕事だ。

しかもそんなに依頼が多いわけでもないので、

一日の大半を宣伝用のティッシュ配りをして過ごすこともある。

 

今も小さなチラシをティッシュに挟みながら

昨日のフリマでの出来事を話しているところだった。

このチラシってのが小さい上に、ティッシュのビニールの間に挟むのが超むずい。

 

「く~・・・。」

 

「ほんと不器用だよね?」

 

「うるせぇ。 お前も少しは手伝えよ。」

 

「これは新人の仕事なんですぅ。」

 

ニノがからかうように唇を突き出す。

 

「くそっ!」

 

ちょっと先に入ったからって先輩風ふかしやがって。

 

 

 

 

   『秘密厳守 即日対応

    無料で相談応じます

    まずはお電話かメールでご連絡ください』

 

 

実はこの探偵事務所、通常とはちょっと違った依頼を受けることが多い。

 

もちろん素行調査や浮気調査、盗聴の相談など通常の依頼もあるが、

得意としているのはこじれた恋愛関係の解決、いわゆる「別れさせ屋」だ。

「浮気相手から夫を取り戻してほしい」とか「息子が結婚したがっている女性と別れさせたい」
などの依頼を受けて穏便に別れさせる。

 

その時によってやり方は異なるが、一番望ましいのは話し合いの場を持ち、

双方納得の上で別れさせること。

それができない場合にはターゲットの女性に近づき、

こっちに夢中にさせて自分から相手の男と別れたくなるようにする。

つまりはターゲットの方から振ってもらうということだ。

言うのは簡単だがこれが結構難しい。

 

<to be continued>

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今夜はスーパームーンの皆既月食なので、いつもより早めのアップです。

こういう天体ショー、大好きなんですよね~(笑)。

出だしから欠けてきて皆既月食は20時過ぎから15分くらい。

リフ地方は今現在雲が厚くて全く見えませんが、上空は少し切れ間があるので今後に期待。

 

「ベイスト」で、わがまま放題を言うニノさんに振り回されつつ穏便に収める板橋さんが好きです。

丁寧な言葉遣いとか穏やかな物言いとか、なんか坊ちゃんに使える執事みたい(笑)。

「面倒な仕事から逃げる同僚への対処法」へのニノさんが答えが秀逸でしたね。

1番やってもらいたいことを1番最初に言っちゃうと、反射的に『出来ません』って言われるから

『まぁ面倒くさいけど自分でもこれはできるな』っていう物から出していって、本当にやってほしい物を
最後の方に持って行くと『もう出来ない出来ないばっか言われても困るから、どれかはやってください』
って言える。

さらに「1個1個持って行くと『できません』で跳ね返されちゃうんだけど、3個4個いっせいに持っていけばどれかはやらざるを得ない」とアドバイス。

板橋さんも「なかなかビジネスマン的に賢いですね」って感心してましたね。

 

なんかあれを思い出しちゃった。 着物とか宝石とか買わせる商法で、なんて言ったかな~。

最初すっごく高いのを薦めて、それは無理って何度も言わせてだんだん値段の低い物を薦めるようにすると、何度も断ってた人の心理として承諾しやすくなるってやつ。

心理学的な交渉術ですよね。

 

大手町の大規模接種会場のニュースで何度も映し出されるC2b出口。

最近はコロナの影響で行ってないけど、今も仕事で結構使う出口なんです。

大手町の地下鉄はほんとにわかりづらいんですよね~。

でも裏を返せばこれだけ集中してるというのはすごく便利でもあるわけで、前の会社(大手町が最寄り駅)で渉外の仕事をしてた時、地下道を伝って5路線を駆使してどこにでも行けた記憶があります。

まあ、私がいた頃とはかなり変わったので今行ったら迷うかも(笑)。

 

 

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