柔術、グラップリング、ノーギ、の中でも色々ルールがあり名前的には同じ柔術でも全然違います。

アドバンテージの有無、ポイントの入り方の違い、禁止技などなど。

 どのルールにも良し悪しがありますが、個人的には着ありだったらIBJJFルールが1番バランスが取れているように思います。まあその分レフリーにかなり細かい部分までルールに対する理解が求められます。そのため、ちょっとした事で試合の結果が左右されやすかったりします。

 また2024年から着基準が大幅に改定されることがニュースになり、色々なブランドがブラックフライデーなどで旧基準の道着を安く売って新基準のを順次販売し始めていますね。

 AJPは元々はIBJJFとほぼ同じでしたが、新ルールになってからパンツグリップでお尻の内側を掴むのを禁止したり、アドバンテージが 1点となり、例えばスイープ2点と、アドバンテージ2回が同じ2回としてカウントされるため、アドバンテージをとっていけば逆転も可能です。(同点なら延長戦でそれでも同点ならその際の規定があった気がします)

 日本のASJJFが採用しているSJJIFルールはアドバンテージがなく、ペナルティの入り方や反則の定義も少し異なります。このルールはどちらかというとレスリングタイプかガードでスイープを仕掛けるタイプに有利なルールで、パスガードが入りにくい感じです。ニーオンだとポスチャーしていないと点が入らないなどIBJJFルールとも違いがあります。またセコンドがとったビデオで抗議が認められていて、レフリーミスがあった場合に結果が変わることがあります。

JJIF(jjau)は東南アジア圏で盛んになっている連盟でナショナルチームを結成しています。アラブ圏の団体ですがAbū Dhabīグランドスラムを開催しているAJPとは違う連盟です。

柔術試合以外にも、型柔術部門やコンバット柔術部門があるなど違った発展を遂げている感じです。白帯から黒帯まで全帯混合の黒帯ルールで試合を行うのも独特です。東南アジアのジムに行くと白帯だけど柔道のナショナルチームの代表とかだったりして実力は黒帯とかのケースがありますがもはや反則レベルの強さだったりします。ナショナルチームになった場合出る試合も一定の基準があるのかあまり他団体にはでなくなります。後ちゃんと国代表になった場合ドーピング検査をしていますね。

どのルールがすごいではなく、自分で選んで試合にでるわけなので、そのルールにあった戦い方が求められますね。その中でしっくりきて人気があるものが残っていくのかなと思います。

なので、ルールを知ることはその競技を知る第一歩ですね。