先生の戦略 | とりあえず

夏休みに行われた我が家の弟の面談 で、担任の先生が見たわが子の印象は、親が見る姿とは違っていたけれど、予想通りの内容でした。今年赴任してこられたばかりとはいえ、ご自分にもお子さんがいらっしゃるし、他校から異動していらしたのである程度のベテランということですが、目の前の子どもの姿をそのまま信じて疑わなかったようです。


一方、兄の担任の先生…弟に先駆けて面談がありましたが、他の方の話も総合してみると、率直な意見交換の場というよりは、面談を戦略的分岐点とでも位置づけて活用されている模様。。。別に、先生がずるいというわけではありません。子どもの年齢も違うので違いがあって当然で、こういうアプローチもあるんだなぁ~ということです。



先生のお話、保護者会で聞いていてもとても楽しく、おそらくどこで笑いをとって心を開いてもらうか、どこで直球を投げるか等々かなり計算されているのだと思います。そういう意味では、面談日程も後半になると、完全に先生のペースなのではないでしょうか。。。


案の定、面談でもいきなりの褒め材料でホッとした途端、厳しい現実を示されガーン、完全無防備で本題へと突入です。


「中2の夏休みを境に成績上位層と下位層が分断されます。現在のボリュームゾーンである中間が空白地帯となるため、一度下位層に入ると多少勉強したぐらいでは順位などの成果に現れず、頑張り続けるモチベーションを維持するのに苦労します。なんとか上位層に入れるように夏休みに気を緩めないでください。。。


お母さんも、うるさく言うと嫌がられ、反抗され、たいへんなのはよ~くわかります。でもここが大事な時です、しつこく何度でも、宿題やったの?勉強したの?何をやっているの?と声をかけ、目もかけてください。。。


そして、代数の問題を毎日5題という課題があります。これは、最低ラインであって、やはりそれ以上やることを担任として全員に勧めています。一日2題多くやれば、1週間でで10題、1か月なら50題以上の力の差になるんです。全員に言っているので、きっと全員最低7題はやるでしょう。さて、あなたは毎日何題やりますか?」


「じゃあ、10題やります。」


素晴らしい~☆

言うだけじゃなくって、本人に言わせてしまう…お手本のようなアプローチです!感心しちゃいました~☆


そして、女の子には、2学期になると男子がグーンと伸びてくるからと言っているようです。

さすが~、女の子の気持ちもよく研究されています~☆



でも、あれから数週間、もう夏休みもカウントダウンだと言うのに、毎日10題どころか5題でさえやっていない…涙!

これだけプレッシャーをかけられても効き目は数時間限り…涙!



親には(気持ちだけ)すごいプレッシャーがかかっていますが、たいした効き目がないことを、先生もお見通しなんですね!私の方も、声はかけていますが、ちっとも目をかけていません…汗!


そして、効き目があった子は↑↑、効き目がなかった子は↓↓↓↓と別れて行くわけです…怖!

この面談がなければ、中間層は存在したままだったと、私は思います。。。


恐れ入りました!