ブレイクタイム〜これからの事 | cabo da Rocaのブログ

cabo da Rocaのブログ

nfdフラワーデザイナー1級
bfcaブライダルフラワーコーディネーター1級
モモミュゼット(リントンツィードチェーンバッグ認定校)
日本ヴォーグ社(フレンチデコ認定校)
銀座スタジオエス(花キャンドル認定校・アドバンスコース認定校)

昨日、1つ目の試験が終わりました。夏に向けてまた勉強ですが、束の間のブレイクタイムにはいります。


どちらも使わなければ何の意味も持たない資格ですし、そしてさほど難しいものではありません。好きな事を職業にする・業として対価を得る事はとても難しいなと感じています。特にものづくりの世界では。


いろんな考え方がありますが…業として考えた時の作品のクオリティーについて、100点がない世界で、何年やっていても突き抜けたものがないと自分自身自覚しています。努力しても天性のものが備わっていない私は、作り込む事で補うしかありません。


その事をあまり考えていなかった頃は、作品が売れたり生徒さんが増える事が嬉しかった時期もありましたが、今は正直怖さの方が大きいです。プロとして自分は通用するのか?対価をいただくのに値する仕事をしているのか?


これはものづくりをされている方でも考えが二極化すると思うのですが、趣味の延長なのかプロとしての意識を持って仕事をするのかの部分。対価を得る時点で私は、プロの意識を持たないとと考えてしんどくなってくるタイプです。好きなだけ、楽しいだけでは仕事ではないなと。


現在オーダーと販売を辞めているのもその答えが出ないから。ありがたい事に今まで不相応と感じる仕事をいただいてきました。しかし価格を設定して販売する作品を作る度に、この料金は適正なのか?とどこか罪悪感を感じている自分がいました。


では講師としてはどうか?私は自信を持って完全に落第です。技術的なものを伝える事にたけているとはとても思えません。私自身が見て覚える、作り込んで体で覚える職人タイプのつくり手である事が大きな原因です。


レッスンについて。楽しくレッスンする様には心がけています。楽しく過ごした時間に来て下さった方が対価を払って下さるという考え方もあるとは思うのですが、特にメインでやってきた継続して作り込んで上達していくクレイフラワーに関しては、楽しんでいただくだけでは技術があがる事はなく、正解がわからずにずるずる来てしまいました。


対価を得る為だけならその計算がしやすい一般的な仕事をするのが良いのかなと思います。その中でも、私がやりがいを感じられる仕事に就くための勉強を現在続けている次第です。まさに50の手習い、50にしてど素人を使って下さるところがあるのかどうか??ですが。


仕事に対して真面目すぎるといろんな方から言われます。しかし商売人の家で育ち、そして真逆の対価だけで割り切ってはいけないと私自身が思っている社会福祉の仕事に従事し、その後また商売人と生活をともにしている現在、仕事において好き嫌いを考える間もなく生きる為にひたすら働いた時期や、対価がまったくなくても守りたいものもありました。それ故に少し時間ができると考え込む事も多いです。


人に喜んでいただける仕事がしたい、役に立てる仕事をする人間でありたい。その想いは、いまも昔も変わりません。そんななか今年は、自分の心の声と向き合って大きな決断をする事になりそうです。そこまでは今まで以上にすべての事を全力でまっとうしよう、そう思っています。