2012年、マヤ暦が終わる!そして世界が破滅に向かう!という話は聞いたことがある。

 「なんだ、2012年に世界が破滅するともう私は日本には帰れないな」

 と考えていたが、実はそうではないらしい。

 ニュースにもちらっと出ていたこの話題。

 先日メキシコのテオティウアカン遺跡であるおじさんが言ってた。

 私が、「マヤの暦って2012年で終わってるって本当?」と聞いたところ、その遺跡のおじさんは「うーん」と考えながら「いや、終わりじゃないんだよ。」と。おじさん曰く、終わりと言うよりも一つの周期が終わるということだそうだ。2012年が終われば2013年が来るように、マヤの暦も一つの周期が終わってまた次の周期がやってくる。どうもそういうことらしい。


メキシコを訪れた。

11月17日から22日。

 メキシコを訪問した目的はDELEというスペイン語の検定を受けるためであった。英語で言うTOEICやTOEFLのようなものである。翌日にはテストを終わらせ、残りは観光を楽しんだ。


 メキシコはプロレスでも有名である。日本のプロレスラーも武者修行でよくメキシコを訪れることは知られているだろう。特にプロレスに興味はなかったが、「メキシコに行ったらプロレスを見るべき」という友人の言葉を信じて行ってみた。そしてこれが面白い。メキシコのプロレス(他国のプロレスがどういうものかは知らないが)、悪者と良者がはっきりしている。悪者が登場するとブーイングが起こり、良者が登場すると喝采となる。最初は悪者が良者を滅多打ちにするが、最後には良者が必殺技を決めて勝利を手にする。日本の何とかレンジャーと同じパターンだ。そしてなんと言っても観客が場を盛り上げる。「あなたたちは何回見に来ているの?」と聞きたくなるくらい洗練されている。そしてリング場外でプロレスラーが技を決めることがある。リング内からリング外にいる敵に向かって飛び掛る技だ。この技はほぼ100%、1列目と2列目に座っている客にも被害が及ぶ。その技をよけるタイミングも観客は熟知している。私は4列目に座っていたが、それは正解だ。1列目だったら確実に技を食らうだろう。

 そして世界文化遺産にも登録されているテオティワカン遺跡も訪れた。紀元前2世紀から紀元後6世紀にこの地に住んでいたテオティワカン人が建設した巨大なピラミッドや壁画を見ることができる。この地域には20万人が居住していたと言われ、その年代を考えると世界最大規模の都市国家だったと考えられているようだ。そしてそのピラミッドにも登ったが、でかかった。
 

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                 ↑人間の大きさに注目してください。


 そして2000年前に描かれた壁画も。もちろん、一部修復されていると遺跡の人は話していたが、2000年前の人々が描いた絵がそのまま現代まで残っていること、その歴史を感じると感慨深くもなる。

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 さらに世界文化遺産に登録された街、プエブラを訪れた。世界遺産だけあって、やはりよい。どうよいかは言葉で言い表せないので、写真を参照。下の写真はプエブラの歴史地区と、サントドミンゴ教会。

 
 
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 そして以下に、メキシコシティ内の様々な場所の写真を!!!メキシコシティは周辺の都市圏を含むと人口2000万人(東京大都市圏は3600万人程)を誇る世界有数の大都市。その大都市の中にも歴史的な建造物が多く見られる。

           
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 ぜひもう一度訪れてみたい場所である。
 熱帯低気圧12Eがエルサルバドル付近に停滞、洪水をもたらした。エルサルバドル大統領は国家非常事態宣言をするという異常事態となり、河川の氾濫や家屋の倒壊、また多くの土砂災害を引き起こした。

 これを受けて日本政府は緊急援助を行うことを決め、マイアミにある倉庫から援助物資をエルサルバドルに搬送した。

 「日本が○○国に緊急援助」というニュースは頻繁ではないにしろ聞くものであるが、それをまさか受け取る立場、また地域の一人ひとりの被災者に届ける立場になるとは思いもよらなかった。

 日本の緊急援助物資の一部が、私の任地サンペドロ・マサウア市にも届けられたのである。

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 緊急援助物資である500枚の毛布、500枚のマット(寝具)、3台の発電機はまず市役所に持ち込まれた。在エルサルバドル日本国大使、JICAエルサルバドル事務所次長、エルサルバドル国国会議員、エルサルバドル国外務副大臣、ラ・パス県知事、サンペドロ・マサウア市長が出席し簡単な引渡し式が行われた。

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 その救援物資を仕分け後、私が市長と共に各避難所を回り届けたのである。本当に現場に届くのか?という疑問は、どんな形の支援であれ存在する。今回のエルサルバドルでの災害でも、支援物資が盗まれたりしたなどの報道があった。自分の手で、現地の避難所にいる人々の手に届けられたことは、こういった疑問を少し晴れたものにしてくれる。緊急援助の始めての受け入れであったが、こうした形で現地の人々に届けられ、少しほっとした。


 
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