凄まじくどうでもいい議題なのだが、発祥はネットスラングで女性の蔑称扱いされている「女さん」だが、60年以上前に堀口大學氏が翻訳した詩集に「女さん」という表現があるのだ。
考えてみればこんなありふれた呼称、遥か昔からありそうなものだが、いかんせん証拠が無かった。
しかし、堀口大學氏訳ボードレール悪の華、漂着詩篇「陽気すぎる女に」に「気違いめいた女さん」という翻訳、表現があるのだ。
まあ少なくとも以前からこの呼称は使われたことがあったどころか、蔑称はおろか詩という芸術表現で扱われる高尚な代名詞だったと言える。
つまり、「女さんとか人を馬鹿にしないでもらえる!?」って怒られたら「詩的な表現で君の表現を美しく彩っているのさ」とか誤魔化せる訳である。
「ボードレールを知っているかい?」とかマウントも取れるかもしれない。
何にしても悪用は厳禁である。