ふるさと納税返礼品シリーズの最後は
オーナーズクラブに入っているワイナリーがある岡垣町から。
以前、この岡垣町に、
畑に漢方を撒いて栽培している「漢方ぶどう」というのがあるとご紹介した。
ぶどうの実には土地の地質が明確に反映される。
漢方を撒くことでどんな違いがでるのか、
普通に気になるが、
なんとこの漢方ぶどうが、
ふるさと納税返礼品として出ているのだ。
https://www.satofull.jp/products/detail.php?product_id=1044417
いくつかの農家さんが栽培されてるが、
いつも通っているワイナリーから車で5分くらいのところのロードサイドで、
中村巨峰園さんがお店を出しておられる。
これは知らないと絶対来られないよなぁ
いちじくやシャインマスカットもある。
なんでも今年は春先の大雨の影響で、あまり巨峰の生育がよくなかったとのこと。
量り売りで750円のところ、
「500円でいいわよ」とまけてもらってしまった。
「漢方巨峰って昔からやってるんですか?」
「もう何十年とやってるわよ。ぜんっぜん味が違うから。」
「ぶどうの樹ワイナリーさんに教えて頂いて来たんです。」
「あらそう!あそこなら○○さんとかがぶどうの樹さんにぶどう出してるわよ。でもホント栽培が大変なのよ。」
「ぶどう栽培のお手伝いを今年少しさせて頂いて、本当に大変さがわかりました。ずっと上向かないといけないとか、葉を落とさないといけないとか、、、」
「そうなの。だから漢方巨峰はもう今年で終わりにするつもりなの。」
え!!!なんと。。
「昔から7、8軒はやってたんだけど、もうみんな大変だからって辞めていっててね。うちももう今年で終わりにしようと。」
「残念ですね。。まだやってらっしゃるところもあるにはあるんですかね?」
「あと3、4軒くらいかなぁ。跡継ぎもいないしねぇ。」
ふるさと納税返礼品に入ってるのが奇跡。
もちろん、常時ある返礼品ではないが、
もし出会えたらかなり貴重だ。
で、気になる味わいの方だが、
漢方の香りはしない。
でも、確かに、普通の巨峰とは違った。
比較テイスティングしたので、間違いない。
と言うのも、いつもお世話になってるぶどうの樹ワイナリーの店舗のところに、
鑑賞用で巨峰がなっている。
完全無農薬。
ぶどう収穫で訪れた際、
「鳥が全部取っていっちゃうので、よかっら摘まんでください」
と言われるので、
中村巨峰園に行く前にここの巨峰を食べてから、
時間をおかずに中村巨峰園の巨峰を食べたので、
期せずして比較テイスティングができたのだ。
こちらが中村巨峰園の巨峰。
ひとことで言うと、
味わい、甘味が深い。濃ゆい。凝縮感がある。
ほぼ同じ気象条件下で育ってる巨峰同士なので、
水分量というか、
瑞々しさにそんなに違いはなかったが、
その分、味わいの差がわかりやすい。
同じ上白石家でも、
素朴な萌音というより、
しっかり者の萌歌の方って感じ。
種はそれなりにあるけど、
皮の内側とかの甘味の凝縮感が凄い。
ちょこちょこサイトをご覧頂いて返礼品が出てるかどうかチェック頂くといいかもしれない。