【焼鳥屋】焼鳥各種、特にささみ(萬鳥)-S ※岩崎恭子選手系 | 孤独のグルメパトロール in Fukuoka

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2024年7月、福岡赴任。多くの皆様に美味しいお店を紹介して頂いたその訪問報告も兼ねたブログです。
※2014年和歌山市勤務時の最後に書きなぐった「和歌山中華そば万歳!」の情報も残ってます
※2010~12年の中国留学備忘録⇒https://ameblo.jp/xxeastxx/

今日からまた再開いたします。

 

中断前最後の投稿が「しらに田」だったが、

「しらに田」はグループに焼鳥屋もある。

そこがしかもワインと焼鳥のマリアージュを提供するというお店なので、

これはもう行かざるを得ない。

 

祇園の、有名な鉄なべ餃子の横にある。

おっさんの向こうに「萬鳥」と出ている。

きれいなカウンターの奥で炭火焼。


コースはまず焼きごま豆腐から。


本家の方は普通のごま豆腐だったけど、

焼くことで香ばしさが高まって、

醤油ベースの強めの出汁とまたいい相性。

もうこの時点で相当期待値が高まる。

出汁がうまいのなんの。

 

前菜。


何がなんだか忘れてしまったが、

印象に残ったのは

真ん中のカブだったかのポタージュ。

もうこの時点でワイン一直線。

 

サラダは塩昆布とたれが絶妙にマッチ。

強めの塩分でさっぱりさせつつ、

濃厚な旨味が口の中に残り、

焼鳥を出迎える口が完成。

 

そして感動のささみ。


最高。

こんなささみ食べたことがない。

とにかく鶏が新鮮で柔らかい。

雑味が全くない。

刺身のような瑞々しさ。

しっかり返ってくる歯ごたえ。

噛むと中から滲みだしてくるピュアな旨味。

本当に幸せな味だったなぁ

今まで生きてきた中で一番幸せなささみ、岩崎恭子選手的ささみ。

 

普通なら頭、羽、足などを落とした鳥を仕入れるところを、

ここの店では丸鶏といって、

羽だけを落としたものを仕入れて朝引きしているという。

店で捌いているからこその新鮮さなんだろうなぁ

 

塩加減抜群の砂肝。


ねぎ巻きは結構ねぎの食感があって、

焼鳥コースの中の「味変」担当の役割かな。

でも肉の旨味は継続中。

 

これ何だったかなぁ

ししとうとモモだっけなぁ

上はせせりだったかな。

 

そして東京で言うところのつくね、ここではだんごと呼ぶ。


そして秀逸だったのがワインのラインナップ。

ソムリエさんと相談しながら選んだけど、

山梨の共栄堂のワイン。

ほぼ無濾過だからか、

甲州100%なのに、

酸味だけじゃないすごい深い旨味。

この旨味がめちゃくちゃここの焼鳥と合う。

こんな甲州もあるんだなぁ

勉強になる。

 

さらにアルゼンチンのブランドノワール。

品種はピノ。

こんなんもあるんだなぁ

意外と冷涼感を感じる味わいで、

これも本当に勉強になった。

 

これは絶対ワイン好きを連れて

改めてまた行かないといけない。

素晴らしい焼鳥屋さんだった。