オイラにとっての十条とは「斉藤酒場」なのだが、名店がひしめく東十条まで足を延ばせば、夜の楽しみも増えるというものだ。
そんな東十条で、賑やかな商店街がら少し離れた場所に一東庵がある。
土曜の夜ということもあり、店内は混雑している。
「お、あのビールがある。」と思いつつ頼んだのは、志賀高原ビールだ。
昨年お邪魔した玉村本店を思い出しながら、メニューと格闘を始める。
とりあえず、おまかせ盛り合わせ(前菜4種盛)をオーダーする。
鴨ロースに北寄貝サラダに蛍烏賊を乗せて。
サーモンのチーズ和えにアナゴ蕎麦寿司。
焼き味噌や鰊の旨煮など、オイラを誘惑する肴が多くて困る。
「次の、肴は何にしようかなぁ」と悩む時間が、一人飲みのちょっとした幸せだと思っている。
悩みに悩んで、豚肉と大根のプラム煮。
これが大ヒットな旨さだった。
こういう驚きに出会うと、自然と頬がほころぶ。
日本酒のラインナップも豊富で楽しい。
5勺もOKなので、目移りしてしまう。
結局、四季桜・伯楽星・諏訪泉・鳳凰美田・天遊琳(など)を飲んだが、味覚のベクトルがバラバラの自分に失笑する。
せいろは、天婦羅付きの2種盛りにしたが、天先にしてもらう。
サクサクでホクホクな食感の違いは楽しく、彩り豊かな野菜は目の保養になる。
実は、産地別も気になったのだが、今回の〆の蕎麦は、二八と十割の二種で楽しむことに決める。
二八。
両方ともに非常に美味しい蕎麦で甲乙つけ難く、香りや歯ごたえもオイラ好みだった。
そして、花番(女将さん?)の見事な接客とご主人の手際の良さがあり、店内は混雑しているにも関わらず、ゆったりとした時間を過ごせた。
自宅へは乗り換えなどの不便さを感じるが、その何倍もの満足を得られたので再訪決定なのだ。








