オイラにとって蕎麦は、やれ更科だ藪だ~とか、美味いだ~不味いだ~とか、高いだ~安いだ~という基準は正直ない。
あったのは、『翁』か『否』かという小さなこだわり。
オイラは、中学1年から約3年間、ほぼ週一回は目白(南長崎)にあった『翁』で親父と蕎麦を食べていました。
営業30分前には並んで、入店。
蕎麦は注文を受けてから打ち始めるので、30分以上はかかる。
蕎麦が出てくるまでの30分で、親父は新聞を読みつつ、熱燗と味噌焼きを楽しんでいた。
目白の翁が山梨に移転した時も行ったほど、オイラにとって『翁』は特別なものでした。
さすがに広島までは行っていません。
翁のお弟子さんたちが全国でお店を受け継いでいるのも知っていました。
でも、あえてそれらのお店には足を運ぶことはしませんでした。
美化された過去を壊したくなかったからです。
最近、蕎麦を食す機会が増えたので、原点に戻ろうと思い、『しながわ翁』に足を運んだ。
品川駅から徒歩10分。
やっと着きました。
田舎そばも食べたかったですが、やはり「もりそば」オーダー。
20年振りの翁です。
過去の思い出通りの味ではありませんしたが、非常に近いものであったのは確かです。
初恋の女性に再会した気持ちです。
若い頃とはもちろん違うのですが、面影はしっかり残っているような感じでしょうか、、、。
ただね、、、、、、、、、、、、、、、、、。
先客の常連の一人が、ウルサイ。
蕎麦についてや、翁についてや、高橋氏(翁の祖)についてのウンチクをデカイ声で語り始めた。
自分の部下へなのか、オイラへなのか分からんが、店の主?(スタッフ?)もデカイ声での話を止められない。
蕎麦自体は悪くないのに、店の雰囲気は最悪でしたね。(偶然でしょうけどね)
再会した初恋の人の面影は素敵だったのに、現在の亭主の素行が悪く、思い出崩壊ってな感じでしょうか。
(ま、幸せならいいんですけど、、、)
お店は、常連客によって支えられています。
ですから、お店が常連客を大事にするのは良いことでしょう。
しかし、常連客だから、他の客を不快にさせてはいけないと思います。
お店の繁盛に欠かせないものとして、
内装や外装といった【ハードウェア】と
料理やCPといった【ソフトウェア】が
土台として成り立っているはずです。
さらにもう1つ大事なものが、【ヒューマンウェア】だと思います。
お店のスタッフや常連客が醸し出す「雰囲気」が、お店にとってのもう一つの生命線。
「区別」と「差別」を勘違いして、横柄な態度でお客と接する店もあります。
「賑やかさ」と「騒がしさ」を混同して、他のお客に迷惑をかける常連客もいます。
目配り・気配り・心配りは、お店と常連客が一緒に配慮すべきことなんですけどね、、、、。
悪い常連客を育ててしまったのは、お店の責任。
常連客も、一歩引いて、裏方に回れば粋なのにね、、、、、、、。
オイラも気をつけよう![]()
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話を戻して、、、、、、、、、、。
しながわ翁。
秋にもう一度来ようかな?
お蕎麦、本当に美味しかった、、、、。
でも、多分、行かないな、、、、、。
一期一会。
非常に重い言葉だ。


