再び、ビブリオバトル関東高校生大会 | Papytat~東京農工大学生協読書部~

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昨年、というか今年の2月に開催されていた、
ビブリオバトル関東高校生大会に、今年もスタッフとして参加させていただきました。

先月の全国大会は見に行けなかったので、こちらの方は楽しみにしていました。
でどうだったかというと、やはり今年も印象に残る発表があり、いくつかは読まなくては、という自分の中のリストに加えられました。

特に印象的だった事として、発表作の中に、
絵本であるいせひでこ著、ルリユールおじさんがあったことがまず第一。
絵本を紹介するのを見るのも初めてだったこともさることながら、質疑応答でも自分も読んだ、絵本もよく読む、というような意見も聞け、近所の図書館の絵本コーナーにも出没する身としては非常にうれしい発見でした。
昨年の発表では歌集「乱反射」の紹介が印象的であったように、高校生は、次々と新しいジャンルを開拓してくれるなあ、という感じでした。
今度機会があれば自分もお気に入りの絵本でやってみようか、など考えたりも。

次に印象的だったのは、小川洋子「象を抱いて猫と泳ぐ」
なんと30名中2名の方による発表を聞くことができました。
小川洋子の作品は強く印象に残り、大好きなのですが、これをほかの人にわかるように紹介しようとするのは難しいな、と感じていたものなので、これに挑戦してくださる方がいて、かつ本戦にまで勝ち残ったりするのは、なにか同じ作者のファンとして、勇気づけられるような気持になりました。

最後に、今回は新書や理系の本など、小説以外の作品が強かったな、という印象があります。
たしかに、面白かった、読んでみたいな、と感じたのですが、こうして聞いてみると、文学系の作品と、こうした作品とでは、同じ本でも何か紹介したり、共感したり、読んでみたい、と思うような過程が違うなあ、という感じがします。どっちが良いというわけではないのですが、
それゆえに、どちらかに偏らず、どちらも聞きたい、というのが本音ですね。

まあそううまく演者と作品が出そろうことも少ないのでしょうが、今度からそうした点も意識してバトルの観戦をしようと思った次第です。

ビブリオバトルは案外身近なところでやってるものなので、今度武蔵境でやるみたいですし、皆さんも参加してみてはどうですか?