この春の手術後
なかなか戻らない この身体
本来ならば
今頃
テントを担いで
見頃を迎えた 北アルプスに登り
今年の紅葉は! と微笑んでいる頃
なのに
あれから
歩いても
走っても
この身体は昨年のそれには
戻ってくれない
老いというものは
あるきっかけから
突然 その速さを増すらしく
それでも
ならばそれを受けて立つと
いきがってはみたものの
65という年齢は
目の前の目標を
遮るかのように壁を作る
それでも
ここで諦めたならば
この身体は益々
衰える一方と悟り
今日もまた
早朝に起きて
今日の身体をひとつひとつ確認し
これなら
大丈夫だ! と
カミさんを連れ出し
近くの低山を一歩一歩
踏み締めながら登ってみる
ここの入口には
あの頃 お世話になった
田部井さんの記念碑が建ち
今日も宜しくと
一礼し
登り出す
そう
ここは田部井さんが
何度も何度も
トレーニングを重ねた山で
ならば
わずかでもその気持ちをと
心が落ちた時
こっそり来るようになった
さほど高い山ではないが
いくつかの山道がそこにはあり
初心者から
ベテランまで
いくつか連なる山を
縦走することが出来る
今回は
先日 やっと手に入れた
熊避けのスプレーを持参すれば
長いこと雨天続きだったせいか
早朝から混雑していて
これだけいれば
熊の心配もないよね と
苦笑い
さて
このリハビリ登山
無理せず
楽せず
まあまあ歩けば
昨年の身体には戻らずとも
これならまだ
大丈夫だと微笑んで
さあ
次はどーする?
アルプスか?
それとも
今年はまだ
低山でやめとくか? と
短い秋に悩んでみる
まずは
週明けには
アファンの森 40周年記念
シンポジウムへの参加で
斑尾高原へと出掛けて来よう








