特に
孫息子たちを見ていると
お前たちは
人間1回目だよなあ と
嬉しくもなる

そう
孫娘と違うのは
やはり男の子ってのは
考える前に
ガムシャラに行動しているようで

そんな姿を見て
娘はいつも
なんで男の子って
あんなにアホなんだろう? と
微笑んでいる

それはもちろん
僕のガキの頃と同じで

お袋に何度叱られても
その直後 忘れて
また同じ悪さを始めた

確かに
幼い頃は
女の子の方が成長が早く

次々と覚える言葉や
伸びる体格に
圧倒される

それでも
運動能力はさほど変わらず
逃げ足の速さでは
やはり男の子の方が勝るようだ

足が速いだけで
なんとかなった小学生の頃

それで
わずかに上下関係が出来るから
上手く行けば
中学までは
その辺りの立場を保てる

でもそこから先ともなれば
さすがにそれは
武器にはならず

生まれ持った器量と
そこへ足して行く努力とが
必要となる

もちろん
勉強は嫌いだったけれど
ギリギリ間に合うように
仲間たちに手伝って貰い
帳尻を合わせて来れた

そんなだから
注目されたことなど1度もなく
赤点ラインを
行ったり来たりしていた若造は

社会へと放り出されて
更にその重みに負けることとなる

諦めか
撤退か
降参かと
投げる寸前に
アメリカに救い出された



そんな日から
45年もが過ぎて
何も変わらない心と
老いてしまった身体との狭間で
また悩み始めている

持ち時間は
砂時計の砂が落ちるように
止まることなく減り続け

あと何が出来るのか
あと何をしたいのか
あと何は
あと何も… と

いくつものプランを
自らに化して
次の世が来るまで
ジタバタしてみようと思う

どうやら
1回目の人生は
30点
やっぱり 赤点だったようだ