薬を飲んだかくらい
わかるでしょ? と
いつか
親父たちを笑った息子は
今
あれ?
薬 飲んだっけ? と
カミさんと微笑んでいる
なるほど
そういうことかと
ひとり
苦笑いしながら
先日 処方されたそれと
いつものビタミン剤とを
喉に流し込んだ
いつか
おばあちゃんが
処方された沢山の薬を
1週間分
朝昼晩と分けて
そんな透明なクリアケースに
入れてたけれど
すれば
なるほど
飲んだか飲まなかったか
それで判断が出来たわけで
しかし
まさか今まだ
そこまではと思うけれど
とにかく
医者 嫌い
薬 嫌い な男は
これ以上
増えることはないだろうからと
安易に考えてもいる
血圧は低く
不整脈は
相変わらず残っておるが
まあ
なんとかなるだろう
初めての
65って齢は
そんなことらしい
65回目の夏が
閉じようとしている

