小学生の時 
野球少年だったこのガキは
ゴロが怖くて取れず
監督から叱られてばかり

そんな時 
町の商工会でジャイアンツの選手を呼んでくれて
あれこれ教えて貰えたけれど…

なのに
願った長嶋さんは来なかった

ならばと一生懸命に手紙を書いたら
なんと本当に返事が来て
僕はそれからずっと長嶋茂雄

お世話になったまま
終えてしまった




昨日は近くを通ったもので
素通り出来ず手を合わせた

帰り際に立ち寄った本堂で
御朱印をお願いし
若い住職と長話となれば

墓所は内密らしく
良くご存知でと問われ
ええ
ちょいとお世話になりましてと
微笑んだ

もしも
次の人生があらば
今度はもっともっと努力して
野球選手にもなってみたい

好きな野球人は? と問われたら
真っ先に
長嶋茂雄と答えて来た