今年は
梅雨らしい時期があったせいか
梅雨明け以降のこの暑さには
今まだ慣れず身体に応えている

昨年の今頃は
空調服を羽織り
この暑さの中
現場仕事をこなしていたとは
信じられないくらい
身体が落ちてしまったようだ

予定より5年早く
セミリタイアをし
手術を受け
安静期間を過ぎたけれど

わずかづつ始めたリハビリは
なかなか
この身体を戻してはくれない

リタイアと共に
入院手続きと共に
65という年齢を
意識してしまったからか

それまでは
我が子くらいの若い連中との中で
対等に話し
対等に仕事をこなしていたけれど

これで
ストレスを排除出来たはずと
思うこと自体が
更に焦りを
追い込んでいるのかもしれない

数日前からの
めまいと
どうきとが
今まだ続いているが

この心臓に関わる不整脈には
命の不安さえ覚える

振り返ることが増えて
あの頃って時間ばかりが
心をよぎる

特に
ひとりもんだった頃の
恋の駆け引きで
負けてばかりだった頃が
今になって振り返れば
苦笑いをしながらも
楽しくてならない




あの夏は
あの海にいた
あの夏は
あの山にいた

あの夏は
あいつといた
あの夏は
あの娘といた…



そんな
半世紀も前からの
あっという間に過ぎた時間と
同じだけの時間は
もう僕には残っていない

還暦を越し
見えなかったものたちが
見え始めたことで

面白くなって来たような
それとも
そろそろなような
そんな昨今

あとどのくらい? と
思いながら

孫子たちの未来を
少しでも長く
見たいと願いながら
65回目の夏と
戦ってみよう