久々に訪れた
黒姫高原の 童話館

目的は
ニックさんの
アファンの森づくり

40周年記念展が開催中とのことで

本当は
その初日と思っていたけれど
アースデイ東京と重なってしまった




雨天を覚悟していたけれど
有り難いことに
間に合ってくれた


展示をひとつひとつ
振り返るように確認すれば
あの日のニックさんが
頭の中に蘇り

やあ
元気? って
微笑んで来る

この40年で
森はとても綺麗になった
そして
広大にもなった

ニックさんは
森を残し
人をも残し
未来に希望も残してくれた

見れるはずのない
未来の森の姿を想像し
ならばと僕らも
全力で加勢した




ニックさんを失って
はや6年

残念ながら
益々 世の中は荒れて行く

それでも
心ある方々の中には
必ずニックさんが宿り

きっと
100年後を正してくれるはず




帰り際
森へと立ち寄れば
観光バスが停まっており
見れば
とある歌い手が
沢山のファンを連れて
森を案内していた

なるほど
こうしてわずかでも
知る方々が増えたならばと
嬉しくもなり

本日は
選んだ酒を持って
ニックさんの眠る
メモリアルストーンで献杯した

森は初夏を迎え
樹々は緑を濃くし
小鳥たちは
春とは違う声で囀ってもいる

僕はひとり
相変わらず
なんでニックさんが
居ないんだよ! と呟いてみる

すると
居るよ! ここに… って
聞こえた気がして
ひとりまた熱くなる

森はこれからも 育ち
僕らが居なくなっても
次の方々がここへと来て
100年後も
1000年後も
森として
残って行くのだろう



久々の童話館は
また展示が変わり
還暦を越した僕らですら
一瞬で童心に戻される

その目の前に聳え立つ
黒姫の山々は
雪を跳ね除け
緑のジュウタンを敷き詰めている




童話館の裏手には
移築された
ちひろさんの山荘が残り

ここで
多くを描いたのかと
身震いなどして
手を合わす

花は
見事に咲き誇り
季節の訪れに
感謝などして

さあ
帰ろう…