ビールを濃くしていくと
ウイスキーとなって
ワインを濃くしていくと
ブランデーとなる
まあ
ざっくり言えば
そういうことらしい
ならば
65年ものの僕らにも
深みは出来たかな? と
振り返ってみるが
それは
発酵過程で
幾度となく躓いて
良い酒にはならず
目減りしたままらしい
還暦で
酒を辞めて
5年となった
それでも
お付き合い時や
時折の
ビールだけはと
その場の雰囲気を
壊さないようにと
残してもある
そうだ
その場を崩したくないから
何がなんでも
NO ! ではなく
ビールや
ワインくらいならばと
その時の
周囲を見渡して
氣持ち良く頂く
酒は百薬の長 なんてことはなく
百害あって一利なし だと
思ってやまない
振り返れば
早くに去った仲間たちは
多くが
酒だった…
酒呑みの
叔父たちも
もう1人も残っていない
皆
還暦を越した頃から
飲んだ量に比例して
落ちて行ってしまった
それでも
それが
生き方だったから
満足したのかもしれないけれど
孫が出来て
背筋を伸ばした
彼らの未来を見たくなったから
それには
健康でなくてはならず
それには
更に氣遣わねばならない
どんなに努力をしても
老いを止めることは出来ない
ならば
そのスピードを
わずかでも遅くと思ってみる
生涯で
身体を通るエネルギーの量は
決まっているそうで
すれば
粗食ほど
持ち時間が残るらしい
更には
時折の断食もと
どなたかが言ってたけれど
はてさて
それは分からない




