ここでの時間も
すでに6泊を過ごし
予定では
あと2泊ほどで
退院出来るらしい
それもまた
水曜日を目標にと言われ
ではと
日中
多めに歩いているから
なんとか間に合うと思ってみるが
今まだこの痛みゆえ
分からない
それでも
遅くとも来週中には
ここから出たい
病棟の持つ
この何とも言えない
淀んだ空氣感
そして
それが
停滞した雰囲氣は
時間の流れまでもを変えて
シャバに戻る氣持ちを
遮り始めた
歩け! との指示で
このフロアーを
何度も何周も 歩き回れば
ナースステーションから
直接見える
ガラス越しの
特別な部屋がいくつかあり
訊けば
重症患者専用だそうで
今朝もまた
面会時間ではないのに
多くの家族たちが集まり
そのベッドを囲んでいた
なんとも切ない現実と
なんとかならないのかと思う心とが
その一瞬に駆け巡るけれども
僕には
願うしか手立てがない
時間は容赦なくも進み
僕のように
こうして回復する者もあれば
手を尽くしても
止められない者もある
そんな現実を
目の当たりにしたこの1週間
なんだか
違う目が覚めたようで
生きとし生けるものとはと
ひとり勝手に
熱くなる…
ここにいる時間も
あと3日ほどとなり
さすれば
出来る限り
ここで素直に感じたことを
覚え書きのように
言葉に変換して
書き残して置こうと思う

