特に
この外科病棟の
24時間に身を置くと
世の中の矛盾と
世の中を凝縮した感とに
襲われて
何とも言えない切なさと
何とか出来ないのかと思う心が
更に熱くもなる
痛みと
苦しみとが
同じに停滞していて
それを
看護師さんたちが
24時間体制で
制御に走り回る
悲しくもここは
人生の終点にもなる場所でもあり
医師たちは
そこへ
持ち時間の延長をと手を掛ける
生と死の狭間で
多くの方々が
戦ってはいるが
生還出来た者
出来なかった者と
フロアを同じくして
とめどなく
その空気感は漂い続けている
僕は今
この齢でまた
この場へと来て
この場を体験出来たことに
なんともな
感謝ではない
何かを感じている
どなたかの見舞いで来るのではなく
自分の身に舞い降りた
この運命もまた
もしかすると
ひとつ上に
上がるが為の試練だったのかと
誰にでもなく
手を合わせ
感謝してみるけれども…
さて
週末とあって
外来は休診となり
医師も
看護師も少ない
面会の時間までは
静かな病棟のフロアになるようだ

