思えば
現代医学により
もう2度も救われて来た
すれば
今回で3度目となり
これらがなければ
きっと僕は
成人にすら
達せなかったのだろう
こうして
わずか100年の違いで
人間たちの
持ち時間は伸びたけれど
身体の健康は
心の健康をも
連れて来れなかったらしい
持ち時間の
2/3をも越して
さてこれからと思った頃に
病が襲い掛かる
振り返ってみれば
果たしてこれで良かったのかと
後悔ばかりだけれど
せめてもは
家族を持てて
こうして子供たちが
来てくれること
わずかながら
このポンコツ男のDNAは繋がって
そこへと
他所から足したDNAが
新たな命を産んでくれた
すれば
それらはきっと
ここよりは… と期待などして
何か
面白いことを
やってくれるのかもと
微笑んでみる
それを
見届けられるかは
分からないけれど
せめてもの
繋ぎ役だけは
果たせたようだ

