真夜中に
何度か
痛み止めを足して頂き
わずかに寝落ちすれば

その都度
怖い夢ばかりに襲われ

はっ! と目が覚めてしまう

体調は夢にも現れるらしく
何者からか
追われるばかり



そんなこんなで
朝を迎え
痛みは残れど
無事であったようで

僕の物語には
もう少し続きがあるらしい

こうして
病棟にいるだけで
すべての欲は失せて
とにかく
健康が! と
改めて思う

昨日
個室から
隣りのベッドに移って来た方は
一昨日の手術だったらしく
カーテンの向こう側で
とても大変そうな会話をしている

先にご挨拶をした
お向かいの旦那さま2人は
今まだ ベッドから
起きられないようで
すべてを看護師さんに委ねている

廊下では
車椅子に 杖に
点滴に と備えて動く方々

ここ
外科病棟は
世の中の矛盾の多くを
凝縮したかのようで

そこへと添える
言葉が見つからない

身体は仕方なくも
とても辛いが
この齢での決断により
間に合った感と
これから生きるが為の
良い経験となったようだ

ありがとう



さて

もうすぐ
2度目の朝が来る

あと何度の朝を
ここで迎えるのか